何度か
不思議な出来事があった。
その、ひとつに
高校の頃の憧れてたあの人が
ユニホームを着て
両手を広げて笑っている夢を見た。
20代後半の頃だを
その頃、彼も社会人になって
あるスポーツの監督をしていたけれど
ほぼ、再起不能の怪我をして
長く入院しているという
噂を聞いていた。
たまに、どうしてるかなぁと
気には、なっていた。
だけど
その夢を見た、次の日の新聞に
ユニホームを着て
手を広げ笑ってる
彼の再起の姿が、載っていた。
彼は、ちょいと、ほんのちょいと
この近くで、有名だったから…
その姿が
夢に見たものと、全く一緒で
言葉もなかった。
それから、会うこともないが
チームの監督として
自分の夢を
果たしたはずである。