市が、運営する
水彩画教室に通っていた。
それは、義父母の老後の介護時に
家を出なくても、気分転換できる
手段のひとつとして
活用しようと思ったからだ。
そんなある日
6才の娘っこちゃんⅠと
4才のⅡちゃんを
連れていったことがある。
二人は、私の傍らで
それぞれの絵を描いていた。
通りかかった先生が
小さい方のⅡちゃん絵を
誉めてくれた♪
すると、即座に
隣で描いていたⅠちゃんが
自分の絵を
くしゃくしゃにして
丸めてしまったのだ
おそらく、私は
「最後まで、頑張らないと!」と
叱ったと思う。
しかし、やっと
今ごろ、気がついた。
あの頃から、芸術に対する信念が
あったのかもしれない。
幼稚園でのお絵描きや
はり絵も
チマチマ、チマチマ
時間をかけて
最後まで、する子だった。
そうか、そうだったのね…
こんな仕事してるのに
自分の子は、見抜けなかったよ。