レッスンに来る娘。
今日、本人が希望した連弾を
お母さんに聴かせて
お別れしました。
なんと、彼女が選んだという
ハンカチと入浴剤、石鹸を
いただきました。
そこには、手紙も添えてありました。
「先生、こんな私を
9年間も教えてくれて
ありがとうございました。
私は、リズムもとれず
弾き方も雑でしたが
こんなに、上手になったのは
先生のお陰です。
私は、先生じゃなかったら
すぐ、辞めていたかもしれません。
どこかで会ったら、話しましょう。
先生、大好き!」…と。
この娘は、すぐに
「いやだ!」
「できない!」という娘でした。
とても、苦手なタイプでした(^^;
それでも、小さい頃は
「できるよ!やってみよう。」と
励ましていましたが
毎度毎度と
そんな言葉を聞くと
私の方が、凹んで
教える気力さえ、奪われる始末。
反抗期に入り
それがエスカレートして
態度に出てきました。
もう、こちらはストレス溜まる一方…
ある時、私も
堪忍袋の緒が切れて、言いました。
「あなたは、いつもいつも、
必ず始めにできない!と言う…
できないから、練習するんじゃないの?!
嫌なら、しなくていいよ!!」と。
私は、楽しいレッスンを
目指しています。
私も、練習がいやだったので
そのために、
…音楽を嫌いな子にならないように
楽しくやっていました

だから、滅多に
叱ることもなかったのです…
少しずつ、彼女も変わってきました。
どんどん、上手になるので
他の教室に行く機会を、与えたのですが
絶対、辞めませんでした

今回は、高校に上がるから
勉強を頑張る…と。
彼女にとっては
ここが、発散の場所だったのでしょう。
こんな風に
私のところで、反抗期を
抜けていった生徒が
何人もいます。
みんな、一皮むけて
私を上から目線で
からかう…ぐらいの
明るい子になって、辞めていきました。
「来るもの、拒まず
(今は忙しいので、拒んでます(^^;)
去るもの、追わず!」精神で
やって来てるので
引き留めません。
通りすぎた風…
いえ、嵐たちでしたが
みんな、元気で
頑張ってほしいと思っています。