ひょんな事から、卒業した高校の演劇部へ顔を出しています。

私が所属していた当時は、入部からいろいろありました。

幼馴染が中学の演劇部の先輩(我々が入部時3年生)を追いかけて入部。
それに誘われて私も一緒に入ることになりました。
私は因みに中学時代は演劇部に間違われる卓球部でした笑
この演劇部は人数の関係で廃部寸前だったので、辞める空気を出そうものなら即会議になるような非常に張り詰めたものでありました。

演劇は好きだったけど、当時は他の事に興味があったお年頃だったので、正直同期との温度差はありました。
それでも私を入れた4人の1年生が正式に入部し、そして春の大会で3年生が引退する事に。

当時1人しか居なかった2年の先輩がすごーくさっぱりした方で、「あんた達をまとめる自信がないので辞めます」と言われ、そのまま退部されました。(°_°)のーん!!

ということで残った4人で役職を引継ぎ、
私は部長になりました。
(なので3年間部長だったのです。)

やるからにはと覚悟を決め、
それなりに本気でやってきました。

秋、春の大会を重ねていくうちに他校の演劇部とも仲良くなったり、当時は素敵な役者さんが多くてその中での切磋琢磨が楽しくて。
地区の演劇部員をシャッフルして行った卒業公演は今思い出してもとても刺激的で良い思い出です。


話を戻しますが、
ある意味演劇部少人数問題が伝統だったのですが、そんな演劇部が今!
お手伝いさんいれてまさかの10人超え!!
震えました…。

今回の秋の大会の演目が我々にとっても伝説的な台本で、この人数なら出来るぞ!と意気込む顧問に誘われて今日に至る次第な訳です。

今日も演技指導に行って参りました。
部員の中には、なかなか自分を解放できない事にずーっと苦しむ子、一回「これやってみて」と言ったらそれ以上のパフォーマンスで返してくれる子、と正直個人差は否めませんでした。

年頃だしね、それなりの羞恥心もあるし、その役を落とし込む為の経験も少なめだからね。難しいと思う気持ち、超わかるなーって見つめる。

でもその中で自分の中にある要素をいかに膨らましていくかというのが一番大事な事だし、この年齢だからこその痛々しいほどの表現に繋がるわけです。(表現欲についてはhttp://s.ameblo.jp/witch-of-tempest/entry-12060157701.htmlを参照で。)

でも、あまりあれこれ言っちゃうとそれをぜーんぶ鵜呑みにする傾向も強くてね。お人形になるのが一番良くない。高校演劇は特に前に放つ生命エネルギーが大事!(という自論ではありますが)

色々言っちゃうと自分で考える力が育たなくなっちゃうから、私自身も何処まで指摘して演出したら良いのかとジレンマを抱えてウンウンする事もしばしば…。

でもそこはさすが顧問の先生。
当時は我々にほぼ進行運営演出全部委ねられていたのですが、今回は台本の件もあってか、凄く積極的に、的確に我々をフォローしてくださって非常に助かりました。

そうそうら10年前では絶対にありえない様な、
先生をまじえたエチュード(即興劇)をやったりして。
これがすごく楽しかったなぁ。。

当時は指摘されてた側だったのに、
お手本とされる立場になるなんてね。
姿勢一つでこんなに褒められる事になるなんて笑

でも「恥ずかしくない先輩にならなきゃ!」なんて、そんなのリアルじゃないしね。
私も全力で泥臭い芝居するし、
必要とあらば気持ち悪い動きもするし、ベリーダンスが生きて当時より自由に身体を動かせる。

歌ってた自分、養成所にいた自分、占い師として沢山の方と会話をしている自分、ダンサーとしての自分。
過去を振り返って悶々とすることもあるけど、
にフォーカスすれば、必要なものは全部揃ってることに気づくんですよね。

そうすると過去の自分の経験も、それをやろう!と決意した自分もぜーんぶ愛しい存在になるわけですよ。なってるんですよ。

今超役に立ってるよー!
有難うー!!って。


無駄なことなんて、一つもない。
やっと確信をもってこの言葉を受け止める事が出来ます。



また一つ、成長できたかな。





はむ