前回の記事に書いたように、会社でもプライベートでも昔に比べて電話がぐっと減っています。

 

(前回の話はこちら)

 

その世間の流れに合わせているわけではありませんが、引き籠っている次男のリクは電話を一切拒否していました。

 

まだ不登校になる前の中学生の頃は、電話に表示される番号を見て、親の携帯番号だったら出ていたのですが、不登校になって引き籠ってからは一切電話は拒否、その頃から家族内の連絡はLINEになったのもあり、リクが電話に出る機会もなくなりました。

 

不登校中にカウンセラーさんから、

「一度、欠席の連絡をせずに学校から自宅に電話してもらってはどうでしょうか?」と提案されたことがありました。

 

目的は、リクに少しでも学校との接点を持ってもらうことだったと思います。

 

そのころ、毎日私が朝、通勤時間の合間で高校に欠席連絡の電話を架けていましたが、もし、連絡をしなかった場合は、リクが一人でいる自宅の固定電話に確認の連絡が行くはずでした。

 

ただ、その提案は却下されてもらいました。

どう考えてもリクが電話に出るとは思えなかったのと、担任の先生の手間を取らせてしまうのも申し訳ないと思ったからです。

 

学校の電話に出ないと言うのは、まだ理解できるのですが、祖父母から電話があっても出ませんでした。

ちょうどお年玉を送ってもらった時に、義父から電話があり、

リクに「おじいちゃんから電話だよ。お年玉も送ってもらったからお礼言って」と言って、受話器を渡そうとしても、絶対受け取りませんでしたえーん

 

それから何年もたった去年、歯医者からリクに予約確認の電話がかかってきました。

「明日はリクさんの歯医者の予約日なので、確認の電話です。」と言われて、これが旦那や長男のカイへの電話なら、すぐに代わるのですが、リク=電話拒否という印象が強すぎて、リクに代わることは考えられず、

「あ、わかりました。伝えておきます」と言って、切ってしまいました笑い泣き

 

冷静に考えれば、電話拒否だったのは何年も前の事だし、普通に代わればよかったのですが・・

 

また、数週間経って、また歯医者からリクに電話がかかってきました。

今度は旦那が電話に出て、リクに「電話だぞ」と言って、受話器を渡していました。

ちょっとドキドキしながら、様子を窺っていると

リクは普通に電話口で応対していました。びっくり

 

不登校になって引き籠って以来、初めての電話でした!ラブ

(本人は全くそんなことは気にしてていないと思いますがてへぺろ

 

電話が終わると、私のところへ来て

「今度の予約日が、歯医者さんが研修がはいったので時間をずらしてほしいっていう電話だった」と報告してきました。