カウンセラーさんとのお別れについて書こうと思い、まずどんな感じにカウンセリングを受けていたかを簡単に書こうとしたら、色々思い出して長くなってしまっています。

 

(前回の話はこちら)

 

リクが本当にたまにですが、自分の思いを話してくれるようになったときに、

カウンセラーさんは「まずは信頼関係が必要ですから」と言いました。

 

カウンセラーさんが言うには、まず、信頼関係がない相手から言われたことは心に届かないので、まずは土台となる信頼関係を作ることが大事だという事でした。

 

言われてみればその通りなのですが、その時の私は、リクが辛いのはわかっても、リクとの間では無意識に信頼関係は当然あるものと思っていて、わざわざ信頼関係を築かなければいけない状況だと言う事に気づいていませんでした。


今考えてみると、リクは、自分は辛いのに、「遊んでいる」とか「楽をしている」と思われていたり、辛いと言ったら、「こうしたら、ああしたら」と言われて、もう話す気にすらならなくなっていたのだろうと思います。

 

実際、旦那は「あいつはゲームがしたいから学校に行かないんだ」なんて言っていました。そんなわけないのに。

 

不登校になって引き籠っていたリクにとっては、親も安心できる相手ではなくなっていたのだと思います。

 

こういう状況の中、前にアドバイス頂いたように、リクの行動を関心を持って見て、リクが言ったことをまずは受け止めることで、リクは自分の事を話してくれるようになり、信頼関係は築くことができたのだと思います。


少なくとも、リクは家で居づらいという感じはなくなったのではないかと感じました。

 

 

その後は、やはり外に出ることが大事ということでした。

 

いつも同じ部屋にいて同じ景色を見ているより、外に出れば風が吹いたり花が咲いたり、部屋に閉じこもっているよりは断然、刺激があります。

 

すぐに効果は出ないかもしれませんが、いつか芽が出るかもしれない種があるかもしれません。

 

なのでコロナ前は、色々口実を付けてリクをあちこち連れて行きました。

 

ただ、ちょうど出かけるのも苦にならなくなってきた頃、コロナの感染が拡大して後戻りしてしまったのは残念でしたショボーン