年が明けても、リクは学校に行く気配はありませんでした。

 

「学校やめる」宣言をして、働くと言って、学校から一度、「話をしに来てください。」と言われながら、全く動こうとしませんでした。

 

(「学校をやめる」宣言の話はこちら)

 

「学校やめて働くなら、どういう仕事するの?」と聞くと

「やめてから考える。」

 

 学校へ行かなくなって9カ月たち、全く膠着状態で、私も悶々としていました。

私はリクに学校を辞めて欲しくないですが、学校を辞めないでいることが、足枷になってしまっているのかもしれないという気がしてきました。

 

そこで、カウンセラーさんに学校を辞めることについて、相談してみました。

 

すると、カウンセラーさんも同じように感じていたようで、

「ここまで様子を見てきましたが、動く様子がありませんね。

学校を辞めることが、リク君が動くきっかけになる可能性もあると思います。」

そして

「できれば、辞める手続きは、リク君がやるのが良いのですけどね。」と言いました。

 

カウンセラーさんのこの言葉には、はっとさせられました。

 

以前、リクが学校へ行かなくなった時に

「本当は高校なんて行きたくなかったのに、(親が)行けって言うから仕方なく行ったんだ。」

と言った事がありました。

 

「高校へ行きたくなかった。」と言う気持ちも少しはあったと思いますが、

実際、今の高校に入学することが決まったときは、リクは行くつもりでいました。

この「仕方なく行った。」と言うのは、学校へ行かないことを正当化する言い訳でした。

 

なので、カウンセラーさんが言うように、学校を辞める場合は、

ちゃんとリクが自分の意志で辞める事はとても大事なことだと思いました。

 

後で「本当は、辞めたくなかったのに(親が)辞めろと言ったから辞めた。」と言わないように・・