世田谷の静嘉堂文庫美術館に行って来ました。目的は国宝・曜変天目茶碗です。
MIHO MUSEUMに展示していた曜変天目茶碗に続いてこれで2点目。国宝は3点あり、残り1点は奈良で展示中です。

朝5時に自宅を出発。そして新幹線で東京へ。東京に行くのは15年ぶりくらいになります。
東京に着いても少しも懐かしさなんて込み上げてはこなかった。以前住んでいた町に行こうとも思わない。それどころか東京駅に着いた瞬間に一刻も早く帰りたいと思ったほどでした。あまりにも人が多すぎる。

目的地の美術館は二子玉川駅から徒歩20分程ですが、時間が惜しいのでタクシーで向かいました。しかし、人が少ない。行列が出来ていると思ったから、早朝に出発したのに...

曜変天目茶碗は美術館に入って直ぐの所にあり、そこだけ人だかりが出来ていた。通常は奥の薄暗いところにあるので、中々珍しい配置だと思います。部屋はガラス張りで、外の景色を眺めることが出来る場所なので、自然光が入ってきます。室内の灯より、こちらの方が曜変天目茶碗が美しく光輝いていたように思えます。
この日は日本刀も展示してあり、刀剣女子と呼ばれる人達が群がっていた。しかし日本刀には興味がない。一通り見ただけで直ぐに出てきました。
この時点で、時計の針は12時を少し過ぎた辺りを指していた。帰りの新幹線のチケットは夜の7時半の分を既に購入してある。何処かで時間を潰さなければならなくなった。

庭園があるらしい。さっそく中へ。

道を覆うように鬱蒼と茂っている草木がある。これが庭園のようでした。細い道が続いているだけ。

京都のように一部だけ緑が残っている。まだ世田谷は緑が残っている方です。昔あった商店街は消え去って、何処にでもある商業施設が建てられていた。無個性で面白みのない町と化していて残念な気持ちにさせられました。

来る時はタクシーで来たのは失敗だったかもしれない。この緑に囲まれた道を通りながら気持ちを盛り上げて行っていたら、更に楽しめたのではないだろうか。

ここから車で入っていくことが出来ます。

全く興味もなかったが、スカイツリーを見る為に押上へ。東京在住時に押上付近に来たことはない。東京らしく無機質な町並みだったので、歩いていても少しも楽しめなかった。

スカイツリーを有難がって眺めている人は、ごく僅かだった。東京タワーの方がいい。

代々木のドコモタワーでさえ、ライトアップや霧が掛かっている時に見ると随分幻想的に見えていたので、スカイツリーもタイミングが合えば、きっと綺麗なんだろう。

南蔵院跡を発見 (しばられ地蔵と業平伝説)
地蔵の前で商品が盗まれた時、犯人が分からなかった為に、町奉行の大岡越前守が地蔵を縛って奉行所に持っていったとされる場所です。騒ぎを聞きつけて集まってきた町民が数多くいたそうで、大岡越前守は集まった町民に対して、騒ぎを起こした罰として一人一反納めさせています。その中に盗品があり、そこから犯人を割り出すことが出来たという言い伝えがある土地です。

調べた事はないがスカイツリーは捻っているらしい。よくこんなものを作れたものだと感心するが、東京タワーの方が遥かに難工事だったりする。

今ではタワーなんて何処にでもあるからなのか、それとも京都で頻繁に見ているからなのか分からないが、込み上げて来るものがない。

スカイツリーを見飽きてしまった。新幹線の出発まで3時間もある。

この時点で18000歩も歩いていることに気付く。そんなに歩いたつもりはなかったのだが。スマートウォッチを見た途端に疲れてしまった。東京駅地下のカフェで持参した本を3冊も読んだので、少しずつ紹介していきます。