今年も自分の誕生日に、
インドの児童養護施設の子どもたちへ
「フリーミール(無料の食事)」を届ける
寄附をさせていただきました
子供向けの食事1食、約100名分の食事になります。
おかわりができる充分な量の1食です
この活動は、私にとって
“恒例の贈り物”のようなものです。
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持ちつ持たれつ、
皆が幸福になるプロジェクト
インドには、「特別な日には他者に
食事を振る舞う」という文化があります。
たとえば、誕生日や節目、
星の運行の切り替わりなど、
人生の重要な“替わり目”には、
食事を無償で提供する「フリーミール」が
一般的に行われます。
これは単なる慈善ではなく、
“魂の儀式”のような行為。
そして施される側——
つまり子どもたちも、
その意味をきちんと理解しています。
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「振る舞われる」ことを
全力で受け取る子どもたち
子どもたちは確かに貧しく、
日々の食事もままならないことがあります。
だからこそ、このフリーミールは、
彼らにとって年に一度
あるかないかの“ごちそう”。
結婚式で出されるような特別なメニューに、
目を輝かせ、誇らしげに平らげます。
そして、どんなに小さな子でも、
自分が「振る舞われる役割」を
担っていることを理解し、
お腹いっぱい、全身で
その役目を果たしてくれます。
手配してくださる現地の
インド人スタッフは、
あたかも映画監督のように、
「振る舞う人」と「施される子どもたち」の
想いを見事に繋いでくれます。
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魂のリセット日、「太陽」が生まれた日に
誕生日は、占星学的に
「太陽=魂」が生まれた日と
される特別なタイミング。
私にとってもこの日は、
魂をリセットし、新たに歩き出す日。
その大切な日に、誰かに食事を
「振る舞う」という選択をすることで、
自分の魂がまたひとつ、
透明になったような気がします。
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「与える」と「受け取る」が
溶け合う幸せ
このフリーミールは、
ただの寄附ではありません。
それは、“あなたと子どもたちは対等”と
いう意識から生まれた、心の通ったやりとり。
貸し借りではなく、
持ちつ持たれつの関係性。
こうして、与える側も
受け取る側も幸福になる、
そんなプロジェクトが、
インドの小さな施設から、
世界へと広がっていけばいいなと思っています。
フリーミールのサポートを
旅好きインディアのランジャンさん、
スタッフの方々 ありがとうございます