おはようございます。
3連休の最後ですが,入院患者にはほとんど関係りませんね。
今日もまた長い1日が始まります。
これから8時に朝食になりますが,相変わらず食欲はありません。
主治医のK先生によると,肝臓の転移巣が活発に活動していてガン熱を発生させ,
それが全身の気怠さと食欲を無くさせているということです。
食事が摂れてないので,貧血も進み先週4日間輸血をして現在はヘモグロビンの数値は少し良くなっていますが,これもまぁ一時しのぎみたいなもので,またっ輸血が必要になるだろうということでした。結局,抗がん剤治療をしてないわけですから,この先は僕自身の癌細胞の成り行きに任せるしかないということです。
それにしてもガンという病気は不思議に病気ですね。自分自身が創り出す細胞がっ自分痔自身の命を奪うというまったく理屈に合わないような病気です。僕が自分が腎細胞がんだと判ったのは一昨年の12月末です。それから1年8か月,20か月が過ぎました。発見当時,僕のガンは直径が11cmを越え,肺,骨盤にも転移していて手術は不可能ということでした。その後,大脳,小脳,脳幹,顔面皮膚にも転移を繰り返しています。抗がん剤もスーテント,オプジーボ,インライタ,ヴォトリエント,アフィニトールと使いましたが,どれも副作用がきつくて近いっこなせませんでした。もし,もう少し早く,転移が起こる前にがんが発見され,手術ができていればと思うことはありますが,今さら言ってみてもしょうのないことです。
これまで20カ月癌と戦ってきたことになりますが,これまでは意外と元気というか自分はまだ大丈夫だという根拠のない自信がありました。「死」を目前にしたという気はほとんどありませんでした。でも,今回の入院にちょっと違います。やっぱりっ自分自身が確実に「死」に向かっているのが感じられます。それがいつになるのか,どんな形になるのかよく分かりません。それが僕の不安を駆り立てます。しかし逃れることができない以上,受け入れるしかありません。でも,自分の「死」をそんなに簡単に受け入れられるものでもありません。その時期が近付けば僕はもっと焦ると思います。取り乱すこともあると思います。今はただただ,家内の支えだけが僕の頼りです。うちの奥さんは僕の前で泣いたり涙を流したりしたことはありません。僕の見えないところできっと涙を流しているんだろと思います。「お父さん,ここまで来たらもうしょうがないよ。」「じたばたしないで最後までやれることをやろうよ。」というのが最近の口癖です。ぼくはそうだね。君には何もしてあげられなくてごめん。」と心の中で呟きます。
樹木希林さんも昨日お亡くなりになりました。とても残念ですが,あまり苦しみを長引かせなかっただけよかったのかも,と思うことにします。 合掌