例えば、賃貸住宅に居住している場合、


オーナーから『立ち退き』の告知があったとしよう・・・


当然、物件はオーナーの所有物であるから、立ち退かなければならない。


しかし、オーナーは『居住権』を持っている住人に対して、法律で定められている『筋』を通すのも当たり前である。


『立ち退き理由』 『期限』 『保障』 等々・・・


簡単な話し、あとくされないように、法律を基に処理し、お互いに次のステップの準備に向かうだけの話しである


住人も文句は言えない・・・



さて・・・


これを、今回の『人員整理』に置き換えたとき、矛盾点だらけの『おかしな話』であった・・・


『理由』 『期限』 『保障』・・・


どれひとつ取っても、会社側の説明は理解不能であった・・・


前述したが、しょうがないのである


どこの世界にも『温度差』の高低浅深は多少はあるだろうが、


今回の話は、その差を縮めることは『無駄』 『不可能』だと判断した・・・


一般的な話しができないのである・・・


切り替える強さ、賢さが必要である


例えば、医者から『余命』を告げられたら、『クオリティー オブ ライフ』を考えて、行動する方が得策である


いくら、医者や、病院に愚痴や、文句を言っても『時間がもったいない』と思う・・・


つまり、会社や、上司に愚痴や文句を言ってもしょうがない


迅速に、電光石火で『自力本願』に没頭するしかないのである



早速、具体的な準備を進め、独立開業に向かった



俺は数年前から『mixi』を利用させてもらっていた


その中のコミュニティーに、『居抜き物件』関係のものがあった


その中のトピックのひとつに、ベストではないが、比較的良い条件があった


経緯は割愛するが、時間を作り、その物件取得のために動いた・・・


譲渡契約の他にも、提案を持ち込まれた・・・


『ロッキーさんの作品を、私の軽井沢の店舗に委託販売するのはいかがでしょうか?』

『絵をお預かりし、販売努力させて頂きますよ』


等々・・・


俺は、疑わず作品を預け、委託販売代金と、更に物件取得のための手付金も支払った・・・


しかし、全てが『嘘』だった・・・


『騙された』


俺が浅はかだった・・・


全てはご破算・・・


いや、マイナスになってしまった・・・


弁護士にも相談したが、どうしようもなかった・・・



『高い授業料』を支払い、俺は気持ちをリセットした


『大悪起これば、大善来る!』


ひっくり返してやる!!


またもやダウンを喫したが、起き上がればいい


レフリーのカウントを制し、俺はファイティングポーズをとった



しかし退職期限の目前だった・・・


To be continued・・・