素直にそんなことを思った一冊。
手術室で医者に麻酔かけられて、好き勝手いじらせるって
本当は相当に勇気いることだなあ。
しかも、一回ちゃんと腹切られたりするし。
何をきっかけに医者を信じてんだろう?
「医者」っていう肩書きは、すごく大事だ。
話もそんなにするわけじゃないし、
本当は親友とかでも、自分の腹を切るのって許さないよなあとか
変な方向に頭が捉まえられる。
一方。
松本清張のすごさをあらためて知る。
この本に出てくる人間の心はみんな浅い。
のに、深そうにみせようとしているのが
ちょっとイラッとくる。
なんなんだろう?清張もののあの異常なリビドーは?
生にビッタリとくっついた、あのジメッとした執念は?
上っ面じゃない、そういう強さを、身につけたい。
人間の底にある、何か、塊を。
捉まえる、技と気持ち。向き合うときに忘れまい。
チーム・バチスタの栄光