東京~長野(本当は直江津めざしたんだよ) | そらの上には何がある?

そらの上には何がある?

中年夫婦のもとにやってきた中年犬 シェルティの「そら」
でも、新しい生活が始まります。

5年前に初挑戦して、
この3年間は海の日にからまる3連休は
「日本海に夕陽を見に行こう」をテーマに走っています。
2009年9月 浦和~上田 166km リタイア
2011年7月 浦和~上越 287km 完走
2012年7月 東京~碓氷峠 170km リタイア
初回は、単純に、国道17号、18号を走れば着くさ。程度に考えてましたが
小諸あたりで、国道でトラック等の後続車に気を使い、飽きてしまって
本やネットを使いルートを研究し、旧街道(中山道や北国街道)を使うルートになってきました。
今回は、埼玉県内も中山道を積極的に使っています。
 (だって、夜中の17号は追い越して行く車のスピードが速すぎます)



 
一番参考になった本 丹羽隆志の日本ベストサイクリングコース10
この本のルートを部分的に取り込んでいます。
というより、碓氷川CRや海野宿のある北国街道なんて知らないままでした。

さて、浦和~上越を完走してから出発地点を東京、八重洲、日本橋にしています。
13日23:15頃にJR東京駅に到着。


 
大丸の前で自転車を組み立てます。


その後、ボトル2本にスポーツドリンクと水を満たし出発です。

23:45 日本橋、麒麟の像の前で写真を撮って出発!



神田、秋葉原、東大赤門前、巣鴨、板橋を越えて戸田橋で東京脱出(0:40)です。


14日1:10 私の住んでいる北浦和。駅前交差点で休憩です。
去年も思いました。 こんなバカな事止めて、ここから自転車で10分弱、家に帰って布団で寝ちゃえば楽なのに....
 



大宮から先で17号線を離れて中山道に入ります。
 
トラックはまず走ってません。タクシーは多い、コンビニも多い。
こちらのルートを選んで正解です。
ただ、道が暗く、こんな時間なのに髪の長い女の人が歩道を歩いているとビビります。

 
3:50頃、深谷で空が明るくなってきました。

本庄に入ったら、ライトを全て消しました。

4:50 埼玉県から群馬県に入ります。
 

涼しくて気持ちいい。
しかし、少し前から気になっていたのですが、北西の風です。(向かい風)
この季節、南からの追い風に乗って進むのが楽しいのに...

ここで朝ごはん。
そば処吉野家 牛丼子どんぶり+そば
 
このそば、液体洗剤で洗ったようにテラテラしてる。
まあ、文句言いません。早く出てきて腹が膨れれば。


6:10 高崎の中心街を抜けた碓氷川CRの休憩所で大休止。
ちょっと疲れてきたかな。
 


ここが関東平野の淵。ここから緩やかながらも登りです。
旧道で安中を抜けて、妙義山がクッキリ見えて、
いよいよ横川、碓氷峠の手前。
先ほどの吉野家や補給食の一口羊羹でお腹に不安は無いので、おぎのやは休憩だけです。
直前で追いつかれたトレック乗りさんはおぎのやの8時開店を待っているとのこと。
ではお先に。
 


坂本宿でパリパリチョコアイス食べて、
 


さあ、碓氷峠。 ここで標高400m越えたあたり。これから500m以上登ります。
 
この先であっさり、先ほどのトレック乗りさんに抜かれました orz

めがね橋で小休止。
 
この峠は勾配もそれほどきつくないので、峠としては初級クラスでしょうが、
徹夜で130km走ってきた後にアタックするのは厳しいです。

カーブ152、標高900mを越えて、やっと先が見えてきました。
 
空気も冷えて涼しい。

10:00 頂上! 軽井沢だ。群馬県を出て、長野県に入ります。
 



少し降りて軽井沢の駅でドリンク休憩。

このルートで碓氷峠が最高地点と思われるかも知れませんが、
最高地点は中軽井沢の先、バイパスとの合流点です。
その手前のダラダラ坂で  脚が攣った。
自転車から降りることも出来ません。
ゥイタタタ~ 
自転車にまたがったままじっとして、
道行く車の人たちは不思議だったでしょうね。

やっと痛みもひいて、
この時、気温は25度。肌寒く感じるほどです。
気になるのは、やっぱり北西の向かい風。
 


最高地点から小諸に向かってひたすら降ります。
この道で、2年前と同じ現象が...
自転車がウイップして、それが共鳴したかのように段々と横揺れの振動が強くなっていきます。
やんわりブレーキをかけて減速します。
横をビュンビュン車が走っているところで50km近いスピードで転倒したら命にかかわります。
他の道でこんな現象は起こったことがありません。
冬の雪の為か路面は荒れているのですが、この道だけでこんな現象が発生しますから剛性不足...とも違うようです。
次に通る事があったら初めから減速しておこう。

そして、この下り坂でもう一つの現象が、
ネ、ネムイ 眠い、寝ちゃいそう

ホント、転倒しちゃうよ。
ドライブインの前に自転車を停めて、縁石に腰掛けて仮眠をとります。

 


続けるのは危険だ。もう、この先の小諸で中止しよう。
その時、カフェインがガッツリ入った梅丹CCCを持ってきていたのを思い出し、さっそく食べます。
キ、効いた! 目はパッチリ 体力もある程度回復しました。

さあ、走ります。

また旧街道に入って12:10に海野宿到着。
暑さのせいか、前回に比べてお客さんが少ないような。
  


この辺りで、もう、スピードが出ません。
脚がガクガクです。
やはり、長野まで走って、そこでリタイアして新幹線で帰る事にしました。

さらに走って千曲川が急に広がって上田市。
対岸に渡って、上田道と川の駅で冷やし中華の昼食です。
もう、冷たい、のど越しの良い物しか食べたくありません。



ところで、この道の駅の近くのこの写真の場所、
岩壁が二つえぐれたような、なんだか不気味な場所、
下は廃墟になったようなトンネルもあります。
ここ、千曲公園って言うようですが、公園というより、どう見ても心霊スポットのようです。
しかも、地図に出ている道が閉鎖されていて、遠回りさせられて。

そして、この先から千曲川サイクリングロード。
人も少なく、けっこう快適に走れます。(向かい風だけど)


 
長野に入ってビッグハットの前を通り16:05に長野駅に到着。
本日の走りはこれまで。

自転車ばらして、新幹線の切符買って、自販機やキオスクの飲料がぶ飲みです。
長野は始発駅だし、車両にこんな収納部があって、輪行には最適です。
 



夜の7時には家に帰って、シャワー浴びてビール。
速攻で寝ちゃいました。

2年連続、東京発では日本海に到着していません。
また1年かけてルートと日程を検討することにします。





** 記録(CATEYE V3データ) **
走行距離:233.57km
年間走行距離:1,962.52km
走行時間:12時間06分
消費カロリー:5,400kcal
平均速度:19.0km
最高速度:49.9km