染織研究家の第一人者でいらっしゃる共立女子大学の長崎巌先生より「来年は千葉市美術館を
皮切りにきもの好きの方に是非見てもらいたい展覧会を開催するのでお楽しみに!」とお聞き
していたので、年が明けるのを心待ちにしておりましたヾ(@°▽°@)ノ
長崎先生の講義、そして書かれる本、歴史的背景に裏付けられたポイントが理解しやすく
私にとりましては道しるべでありバイブルです! 五つ紋付袴姿の長崎巌先生とカメラ 
きもの カンタービレ♪
「Kimono Beauty ~シックでモダンな装いの美~」展(~2月11日まで•展示替えあり)
のオープニングセレモニーにご招待いただき千葉市美術館へ行って参りました。
きもの カンタービレ♪
千葉市美術館は中央区役所との複合施設になっています。
面白いな~と思ったのは、建物の中にあるネオルネッサンス様式のさや堂ホール。
1927年(昭和2年)に建てられた旧川崎銀行千葉支店の建物を修復してコンサートなどに
使用できるように保存して覆い込むように建設されたのだそうです。
きもの カンタービレ♪

オープニングのこの日は獅子舞や箏曲の演奏会など新春らしいイベントも行われました。
私はスケジュールがキツキツで開会式のレセプションに間に合うように駆けつけるのが精一杯あせる
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
左◇熊谷俊人千葉市長。会場のきもの姿の多さに、様々な新年の集まりに列席しているけれど
こんなに華やかな会ははじめて!とのこと。とってもお若い市長さんで吃驚しましたが、
自分が年を重ねたのね…と実感(^_^;)、千葉市の若い活力が感じられるスピーチでした。
右◇河合正朝千葉市美術館館長。今展示会には、きもの割引(観覧料2割り引き+粗品)
やチケット提示で回目以降は2割引になるサービスもあるので、ぜひきものを着て何度も
いらして欲しいとのご挨拶が。きもの好きには嬉しい特典ですねドキドキ
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
左◇ボストン美術館染織部長のパメラ•パーマルさん。今展覧会の目玉ひらめき電球は、ボストン美術館に
所蔵されているビゲロー•コレクションの里帰り。長崎先生が30年前よりボストンへ日本の染織品の
調査にいかれていることから親交がつづいているのだそう。
昨年東京国立博物館で開催された「ボストン美術館•日本美術の至宝」では、ボストン美術館の
修復能力の高さと保存状態の良さに驚かされました。
右◇監修された共立女子大学教授の長崎巌先生による乾杯乾杯
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

中央のテーブルにはオードブルが用意された立食パーティークラッカー
このところ美術関連のイベントにご招待していただくことが増え嬉しいです(≧▽≦)ドキドキ
きもの カンタービレ♪
いつもお世話になっている竺仙の社長さんや染織作家の先生もいらっしゃっていました。
以前取材させていただきましたのにご挨拶することができなかった先生には大変失礼いたしました。
正月疲れなのか、いつもよりテキパキと動き回れずちょっと残念…。
きもの カンタービレ♪
はじめてお会いできました!アンティーク着物収集家で著名でいらっしゃる田中翼さんを囲んで、
長崎先生の研究室に所属されていらっしゃるアンティーク着物美人さんとカメラ
ご自分で結われたという日本髪調のヘアスタイルも素敵~ドキドキ
今までにも何度かお目にかかっているのですが、今回お声がけいただきとても嬉しかったです!
鳥好きにはズギュン恋の矢とくるような、波にキジバトのような鳥のアンティークきものをお召し
でいらっしゃったのに、全身写真を撮らせていただきそびれましたー(ノ_-。) 
きもの カンタービレ♪
須坂では大変お世話になりました! 須坂レポはこちらのまとめリンク
須坂クラシック美術館学芸員の麻沼育美さんと信濃毎日新聞社文化部長の井上裕子さん
あ、田中本家博物館の田中さんによる撮影なので、写っていらっしゃいませんが汗
きもの カンタービレ♪

さあいよいよ「Kimono Beauty ~シックでモダンな装いの美~」展の鑑賞サーチ
門外不出といわれた初公開のビゲローコレクションに出会います!
きもの カンタービレ♪

※レセプション会場、展示会場の撮影及び「きものカンタービレ♪」への掲載許可を
主催者さまよりいただいております。

その前に、【1月4日の装い】
大彦の木立に鳥が舞う絵画調の訪問着に龍村美術織物の瑞鳥唐草文様の袋帯をコーディネート。
大彦のきものは友禅染めと日本刺繍を駆使し、独自の感性でつくられている芸術作品。
すべて世界にひとつしかない1点ものです。
あまりにも芸術性の高すぎるために観賞用として世界中にコレクターがいるほどです。
ビゲローコレクションのように保存状態の良いきものを鑑賞すると、芸術作品として後世に
残すことはもちろん大事なことだと思いますが、個人的には、あくまで伝統と技術を残して
いけるようにつくり手をバッグアップしつつ、きものは衣桁にかけて眺めるよりも衣装として
着用して楽しみたいと思っています。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
雲取り文様の染め分けに刺繍の帯あげは加藤萬、帯〆は龍工房。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
着用写真からのトリミングなのでシワだらけですが…σ(^_^;)所々をアップにしてみました。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
鳥の刺繍がされた絵羽文様の道行は自分好みの訪問着には合わせやすく重宝
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
バッグはかづら清老舗。あっこちらにも鳥がいます(^▽^;) ←どんだけ鳥好き
12段グラデーションのぞうりは四谷•三栄
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

美術展のレポは別記事であげます(^-^)/

年末年始、未来設定記事とiphoneから「なう」では更新しましたが、ランキングバナーつき
のブログ更新は久しぶりとなります。
変わらずに応援していただき、本当にありがとうございますm(_ _ )m


きもの カンタービレ♪ Facebookページ