脳内出血で倒れて左半身麻痺になった時、神様に「もう少しだけ..子供の成長を見させてください..」と祈り、その後の入院・リハビリの時はとにかく一日一日を大切に過ごそうと心から思っていました。
月日が流れ、日常生活をまぁまぁ普通に送れるようになると、前ほどそんな気持ちにはなっていませんでした。人間て勝手なものですよね。
でもコロナ禍で、いつ何時感染して重症化したら・・と思うと、再び強く一日一日を大切に、一つ一つの出来事ややっていることに意味を持たせて取り組もうと新たな気持ちになっていました。
そんな時--
先日の日曜日なのですが夕方夫に一本の電話が・・。
夫と私の知り合い..仕事関係者なのですが、山で滑落して亡くなったとの連絡を受けました。
もう本当に驚いて・・、ショックで・・、心が痛くて・・、やりきれない気持ちになりました。
数日は動揺して頭が回りませんでした。
この方、数年前に交通事故で肝臓破裂の重傷を負ったのですが、そこから頑張って復活して、登山を楽しむなど残りの人生を謳歌しているなぁ!と微笑ましく思っていたのです。
単身赴任生活で、よくスーパーでお会いして談笑したりしていました。
あまり詳しいことは聞けてはいないのですが、同行していたメンバーの話では写真を撮ろうと歩いて行って滑落したとの事。
また、1番近くにいた他の登山者はアイゼンが引っ掛かったように見えたと。
ご本人はもちろんのこと、ご家族や同行されていたパーティの方たちの驚きと悲しみの気持ちを思うと胸が締め付けられます。
何があるか本当に人生はわかりません。
生きていることだけで幸せだと思えます。
一度きりの人生。私はもう若くはないので、嫌なことは無理してやりません。
楽しいこと、わくわくすること、たくさんやって残りの人生を過ごしていきます。
一日一日、一秒も大切に過ごしていきたいと思いました。
友人のご冥福を心から祈ります。