生活保護制度を含む社会保障制度の歴史について前回の記事では解説しましたが本日は社会保障の基本的な考え方について述べていきたいと思います。

 

社会保障は大きく「自助」「共助」「公助」の3つに分けられます。

 

まず国民生活は国民の一人一人が自らの責任と努力によって営むことを基本としています。これを「自助」といいます。しかし往々にして病気やけが、老齢や障害、失業などにより、自分の努力だけでは解決できず、自立した生活を維持できない場合も生じてきます。

 

このように個人の責任や自助努力だけでは対応できないリスクに対して、国民が相互に連帯して支えあうことによって安心した生活を保障することが「共助」であり、年金、医療保険、介護保険、雇用保険などの社会保障制度は、基本的にこの共助を体現した制度となっています。

 

さらに、自助や共助によってもなお生活に困窮する場合もありますがこのような自助や共助によっても対応できない困窮などの状況に対し、所得や生活水準・家庭状況などの受給要件定めた上で必要な生活保障を行うのが「公助」であり、公的扶助(生活保護)や社会福祉などがこれに当たります。

 

このように日本の社会保障は相互連帯の理念に基づいて一人一人が生涯にわたって家庭、職場、地域等において持てる力を十分に発揮し、ともに支えあいながら希望を持ち、健やかに安心して暮らすことができる社会の構築、持続という目標の実現を目指しています。

 

このような諸外国と比較しても手厚い社会保障によって世界的にみても高い平均寿命を実現しているんですね。

 

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