「生活保護を受けながら同棲しても大丈夫?」
「彼氏と一緒に住みたいけど、打ち切られたりしないかな…」
こうした相談はとても多く寄せられます。
結論から言うと、生活保護を受けながらでも同棲は可能です。
ただし、条件を守らなければ支給が減額されたり、最悪の場合は「不正受給」とみなされるリスクもあります。
この記事では、生活保護受給中に同棲する際のルールや注意点、実際にバレるケースまで、行政書士・社労士の視点からわかりやすく解説します。
同棲しながら生活保護を受けることは可能
生活保護制度は「最低限度の生活を保障するためのもの」であり、恋人やパートナーがいるかどうかは直接の問題ではありません。
ただし、生活保護は「世帯単位」で審査・支給されるため、同棲をする場合は二人が「同一世帯」として扱われることになります。
つまり、同棲しても受給はできますが、相手に収入があると生活保護費が減額される可能性があります。
同居を始める前に、必ず福祉事務所やケースワーカーへ報告しておくことが大切です。
同棲しても受給できる3つのケース
生活保護を受けながら同棲が認められるかどうかは、関係性や収入状況によって異なります。
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どちらも生活保護を受給していない(申請予定)
→ 二人で生活保護を申請することは可能ですが、収入・資産を合算して審査されます。 -
どちらか一方だけが生活保護を受給している
→ 相手の収入があると支給額が減る可能性あり。生計を完全に分けている場合は「別世帯」として認められることもあります。 -
どちらも生活保護を受けている
→ 同居すると「世帯合算」とみなされ、支給額が単身×2よりも少なくなります。
どのパターンでも、「生計が別であること」をどのように説明・証明できるかが重要です。
生活保護受給中の同棲がバレるきっかけ
ケースワーカーは定期的に受給者の生活状況を確認します。
そのため、隠して同棲していると、意外なところから発覚することがあります。
・訪問時に恋人が応対してしまった
・郵便物や宅配の宛名が別の名前だった
・近隣から「他の人と住んでいる」と通報された
もし報告をしていない状態で同棲が発覚すると、生活保護費の返還や支給停止、悪質な場合は詐欺罪に問われることもあります。
「一時的に泊まっているだけだから」と油断せず、生活実態が変わる前に報告することが大切です。
同棲しても別世帯として認められる方法
どうしても同棲を続けたい場合、「別世帯」として生活していることを明確にすることがポイントです。
・住民票を分ける(世帯分離届の提出)
・光熱費の契約名義を別にする
・食費・生活費を完全に分ける
・共同財布を作らない
このように家計や契約を分離していれば、形式上は別世帯とみなされる可能性があります。
ただし、判断は自治体やケースワーカーによって異なるため、事前相談をしてから同居を始めるのが安全です。
同棲を報告しないとどうなる?
生活保護を受けながら同棲を申告しないと、不正受給とみなされる場合があります。
保護費の返還命令や支給停止に加え、悪質と判断されれば刑事事件になることもあります。
特に、家賃を折半していたり、生活費を共有していると「一緒に生活している」と判断されやすくなります。
生活保護は「誠実に報告すること」が前提の制度です。黙っているより、正直に相談する方が結果的にリスクを減らせます。
同棲中の生活保護支給額の目安
地域や年齢、家賃上限によって異なりますが、2人世帯として支給される場合の一例は次の通りです。
・生活扶助:約10万円前後
・住宅扶助:約6〜7万円前後
合計:約16〜17万円前後
同棲をすると、単身2人分(約26万円)よりも支給総額が減ることになります。
ただし、共同生活により家賃や光熱費の負担が減るため、実質的な生活レベルは大きく変わらないケースも多いです。
彼氏・彼女ができたときの注意点
恋人ができること自体は何の問題もありません。
ただし、頻繁に泊まりに来たり、実質的に同居している状態になると、ケースワーカーから指摘を受ける可能性があります。
恋人の出入りが多い場合も「生活実態が一緒」とみなされることがあるため、生活空間を区別するなどの配慮が必要です。
恋愛や同居が原因で生活保護を打ち切られてしまう人も少なくありません。
「知らなかった」では済まされないケースもあるため、必ず事前に専門家へ相談しておきましょう。
まとめ:同棲する前に必ず専門家へ相談を
生活保護を受けていても、パートナーとの同棲は不可能ではありません。
ただし、報告義務を怠ると「不正受給」と判断されるおそれがあり、結果的に生活を失うリスクがあります。
同棲を考えている方は、必ず福祉事務所または専門家に相談をして、正しい方法で申請や世帯分離を行いましょう。
Wing社会保険労務士・行政書士事務所では、生活保護に関するご相談を承っています。
同棲や恋人との生活に関するご相談も、秘密厳守で対応しています。
相談は基本無料です。お気軽にお問い合わせください。
Wing社会保険労務士・行政書士事務所
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