「生活保護って誰でも受けられるの?」
「働いていても申請できるの?」
そんな疑問を持つ方は少なくありません。生活保護は“最後の手段”と思われがちですが、実際には働きながら受給している方や、高齢者・障害をお持ちの方など、幅広い層が利用できる制度です。
今回は、生活保護の基本条件から申請の流れ、受給中の注意点までを、大阪の行政書士が初心者にもわかりやすくまとめました。
生活保護の受給条件とは?
生活保護を受けるための主な条件は以下のとおりです。
ただし、すべてを満たす必要はなく、中心となるのは「収入が最低生活費を下回っているかどうか」です。
・収入が最低生活費に満たないこと
・預貯金や資産がほとんどないこと
・病気や障害などで働けない、または働いても十分な収入を得られないこと
・親族からの援助が難しいこと
・他の公的制度を使っても生活が成り立たないこと
大阪市内では、単身者の最低生活費はおおむね月12万8,000円前後。
たとえば収入が9万円であれば、不足分の約3万8,000円が支給されるケースがあります。
働いていても申請できる?
「働いていたら無理ですよね?」とよく聞かれますが、そんなことはありません。
非正規雇用やパートで収入が少ない場合も対象になります。
たとえば、月収10万円の方が大阪市に住んでいる場合、最低生活費との差額が支給されることがあります。
つまり、“就労=不可”ではなく、“生活が成り立たないかどうか”が判断基準です。
高齢者や年金受給者も対象
年金をもらっている高齢者でも、生活費が不足していれば申請できます。
大阪市内で年金月7万円の方なら、最低生活費との差額として約6万円が支給されるケースもあります。
75歳以上の高齢者では医療費も自己負担がほぼなくなるため、安心して生活できるようになります。
資産や貯金がある場合の判断
「少しだけ貯金があるけど申請できない?」という相談もよくあります。
実際には、預貯金があっても最低生活費の半分程度(6万円前後)までなら認められる場合があります。
また、仕事や通院で車が必要な場合、一定の条件を満たせば所有が認められることもあります。
すべてを手放す必要はありません。
生活保護を申請する流れ
生活保護の申請手続きは、次のような流れで進みます。
① 福祉事務所で相談
② 必要書類(通帳、家賃明細、年金通知など)の提出
③ ケースワーカーによる面談・調査
④ 審査・決定
もし体調や年齢の問題で動けない場合は、行政書士が代わりに同行して申請サポートを行うことも可能です。
受給中に注意すべきこと
生活保護を受ける際の注意点は、主に次の3つです。
・収入が増えた場合はすぐ報告すること
・家族や知人から支援を受けたときも必ず申告すること
・不正受給につながる行為は避けること
特に「少しの収入だから」と黙ってしまうと、後から返還を求められることがあります。
正しく申請していれば問題ありません。
生活保護を受けても持てるもの
生活保護を受けても、生活に必要な物は基本的に所有が認められています。
たとえば次のようなものです。
・スマートフォンやパソコン
・冷蔵庫、洗濯機などの家電
・原付や自転車
ただし、高級ブランド品や投資用資産は原則認められません。
「生活に必要かどうか」が判断基準になります。
生活保護で受けられる8つの扶助
生活保護では、生活を支えるために8種類の支給(扶助)が用意されています。
生活扶助(食費・光熱費)
住宅扶助(家賃・敷金礼金)
教育扶助(学用品費・給食費など)
医療扶助(治療費や薬代)
介護扶助(介護サービス費)
出産扶助(出産時の費用)
生業扶助(就職支援・学費など)
葬祭扶助(葬儀費用)
これらを組み合わせることで、生活の基盤を安定させる仕組みになっています。
まとめと行政書士からのアドバイス
生活保護は、年齢や職業に関係なく、生活が苦しいすべての人に認められた「権利」です。
大阪でも、働きながら・年金を受けながら利用している方は多くいます。
申請が不安な方、どのくらいの金額を受けられるのか知りたい方は、一度専門家へ相談してみてください。
当事務所では、生活保護の申請サポートを中心に、家賃・医療費などに関するご相談も受け付けています。
相談は基本的に無料ですので、安心してお問い合わせください。
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