「花一」は昨年末に閉店いたしました。

大将に再会できないまま。。

後悔しきりです。


体調を崩されて閉店したと聞きました。

いつかまた、大将の握ったお寿司を食べたいです。

大将の回復を祈っております。


このブログを読んで「花一」に行っていただいた皆様、

本当にありがとうございました。



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先日大将に連絡したところ、
定休日が「不定休」になったとのことで、

情報を更新致します。


「花一」訪問前には事前に必ず予約をお願い致します。


皆様、どうぞよろしくお願い致します!


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5年ぶりにブログをUPします。


島根県松江駅から徒歩5分ほど行ったところに飲食店が並ぶ通りがあります。
飲食店が立ち並ぶ一角にクラブ街があり、クラブが入ったビルを抜けると
「伊勢宮新天地」という大きな看板が掲げられた建物が現われます。


細い通路の両側には小さな居酒屋や料理店が並び、一番奥に「寿司 花一」があります。

店内はカウンターが8席、小あがりに4人がけのテーブルが2つ。
建物は古いですが清潔感があるお店です。


店主の石倉さんは若い頃東京 田端の鮨店で7年間修業を積んだ後に地元松江に戻り、

松江駅前の「一畑デパート」で持ち帰り鮨のお店を開業。
持ち帰り鮨の後に開店したのが「花一」です。


店主のこだわりは「日本海の魚を使う」こと。
松江にある鮨店はどこも安く、客単価2000円台のお店が多いそうです。
「日本海の美味しい海の幸が手に入るのに、養殖の魚を使っているのはおかしい」と。
店主が使うのは日本海産の魚が中心。
「花一」に向かう途中に魚屋があり、魚好きなので店頭の魚をチェックしたところ、

どれも素晴らしい品質の魚ばかり。
魚屋の話を店主にしたところ、

「同じ魚屋で仕入れているが、店で出す魚は特別に仕入れてもらっている」とのこと。

魚屋には「いいものしか入れない」と伝えているそうです。


こだわりの2つ目は「塩で食べさせる」こと。
島根の醤油は九州に近く、甘味が強い。
店主は松江で生まれ育ったが、東京で修行して「島根の甘い醤油は鮨に合わない」と実感したそう。
それ以来、店では醤油ではなく塩で食べてもらうようにしているそうで、
つまみ、鮨はすべて塩とわさびでいただきました。


花一を訪問した日は、雪がちらつく風が強い一日でした。
低気圧の影響で海が荒れており仕入れが厳しいかもしれないと覚悟の上の訪問。
十分な仕入れができなかったそうですが、店主の「仕事」ですばらしいネタばかりでした。


仕入れが十分にできなかったため、いつもよりガラガラというショーケース。


最初にいただいたのがあぶり鯖のお刺身。

鯖の表面をさっとあぶって焦がしています。
理由を聞いたところ「鯖のアレルギー物質が皮の表面にあるから」。
私はアニサキスアレルギーなので、店主の気遣いが嬉しい。
皮を焦がした風味と生の鯖の身が口の中に広がり、「口福(こうふく)」を実感。


最初ビールを飲んでいましたが、一口鯖を食べて日本酒にチェンジ。
お店で扱っている日本酒は「李白」の生。
すっきり美味しくて、いくらでも飲めてしまいます。


3日ほどしめたアカミズ(キジハタ)、レンコダイ(キダイ)、
熟成させた脂がのった焼いたイサキ、4日ほど熟成させたアオリイカ、
養殖だが熟成させることでまったく違うものになったカンパチ、ウナギなど、
どれも素晴らしい仕事で驚きました。
お酒が何本も空いていきます(笑)





こちらはエビではなくブラックタイガー。絶品でした。


東京にあったら予約が取れない名店になること間違いありません。


お客に魚を美味しく食べてもらうために、

様々な工夫をして最高の状態で出すように日々努力しているそうです。

熟成にこだわっているのもそのひとつ。

魚は新鮮でコリコリした食感がおいしい、だけではありません。


私の一番好きな食べ物が「鮨」で、今年もそれなりに食べてきましたが、
「花一」が2014年美味しかったNo.1かもしれません。
店主の話では、わざわざ遠方(大阪、山口など)から通う人がいるそう。

私も通ってしまいそうです。


以前は製薬会社がドクターを接待する店として繁盛していたそうですが、
製薬会社の医師接待が規制されてからは、客足が減り満席になることがなくなっているそう。
この日は私一人で貸切状態。
おかげで店主とゆっくり会話を楽しめました。


つまみから鮨に変わる頃、常連さんたちが来店。
常連の方々と会話を楽しみました。

常連の方いわく

「花一は美味しいものが分かっている人が通う。

一回来て美味しさが分からない人は二度と来ない」

納得です。

店主に貝が好きと伝えたら、バイガイを握ってくれました。

旨みたっぷりです。


鮨はイサキ、熟成させた鯛、雲丹などなど。

美味しくて無言になってしまいました。





常連さんオススメでオーダーした鯵のたたき。

素晴らしい仕事でした。


巻物と玉で終了!


松江で鮨を食べるなら「花一」がおすすめです!

■寿司 花一
松江市伊勢宮町528
TEL:0852-26-5072

不定休 予約必