FMおたる「ワインだより北海道」(毎月第3日曜日17時30分〜18時)は2年目に入りました。インターネット放送でも聴けるこの番組は、チーフアナウンサーの村岡啓介さんと私が出演しています。
1年目は北海道産ワインとそれに合う食について紹介していましたが、2年目からはワインそのものについて「理論と体験」を伝えるべく特別な教材を使用して北海道・ワインセンターで公開収録を行なっています。これが毎回凄いテーマと教材になっています!(笑)
6月の放送では「ワインに含まれる有機酸による味わいの違い」がテーマ。北海道ワインの協力によりリンゴ酸、酒石酸、乳酸、酢酸の水溶液を用意。
ワインに含まれる酸の性質を知っていただき、それぞれ20℃のものと5℃のものを村岡さんに口にしてもらい、その味わいの印象を知ってもらいました。
試薬や温度管理、グラスなどの準備が大変で、私の道新文化センターの講座でも人数の関係で実施することが難しいのですが、これはやってみて本当によかった!
事前のメールなどによる打ち合わせと専門書などによって村岡さんにも予備知識をインプットしたうえで収録を行います。
番組では水溶液をテイスティングして酸の性質を理解することでワインの味わいや飲用適温についてよくわかる話に仕上がっていると思いますし、主要な酸の違いがわかるワイン2種類のテイスティングも行いました。

私自身、有機酸のテイスティングコメントとそのあとにセレクトしたワインの酸の成分と特徴が大変わかりやすいものになったと、この放送が楽しみです!
マロラクティック発酵や樽熟成、赤ワインと白ワインの違いについても極めてわかりやすい話になっていると思いますので、ぜひお聞きくださいね。この放送は6月16日の17時30分からです。
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FMおたる「ワインだより北海道」の公開収録の様子。第2木曜日の14時からが多いです。
あまり伝えていませんが、収録に使用した特別なワインや教材の残りはワインセンターで来場者にも味わってもらうようにしています。

2019年5月の放送では「ワインの熟成②  変化の抑制」をテーマに、豊平峡ダムのトンネルで熟成させた八剣山ワイナリーの2014年ヴィンテージの赤ワインをテイスティングしました。

2019年4月の放送では「ワインの熟成①  変化の促進」をテーマに、奥尻島の海中に貯蔵した奥尻ワイナリーの2013年ヴィンテージの赤ワインをテイスティングしました。


この番組では、このように単にワインやワイナリーの紹介をするのではなく、その味わいの背景にある成分や理論について解説したうえで、その味わいを村岡チーフアナウンサーに体験してもらいながら、さらに私のテイスティングコメントを重ねていくという構成です。

ソムリエとして23年、学び検証してきた知識と経験を私が楽しみながら番組にしています。(笑)
おそらく日本で他にないワイン番組として、視野が広がるとともにいろいろな知識を学べると思いますので、ぜひインターネット放送でお聞きください!