それでは今日は前回の続きから。
”食”を大切にするフランスには、
『美味しいことわざ』がたくさんあります。
私も好きで、
前回ご紹介したのが↓
美味しいパンとワインがあれば、
君は良い道を歩んで行くよ！
Bon pain et bon vin et tu feras un bon chemin.
美味しいパンとワインが、
幼い頃から生活に馴染んでいる
フランスの人々。
美味しいパンとワインがあれば
人生はHappyさ！！
そんな風に言えてしまう、
フランスの食文化が私は大好きです。
私がフランスで
お世話になったお家の食卓にも、
美味しいパンとワインが
毎晩必ず寄り添っていました。
フランスだけではなく、
小麦が豊かに育つヨーロッパ。
食卓にパンとワインは、
欠かせないものです。
パンは日本人にとっての、お米と一緒です。
そんな今日は、
一昔前のヨーロッパの
”ワイン事情”をご紹介していきますね！
現代とは随分と、
ワインとの関わり方が違いますよ。
一昔前のワインは、”水代わり”に飲まれていた？？
”ワインをエレガントに楽しむ！”
なんていうのは、
実は結構近年の話です。
一昔前のヨーロッパの人々にとって、
実はワインは
”水代わり”の飲み物だったのです。
つまり嗜好品ではなく、
本当の意味での
生活の必需品でした！
この状態は19世紀頃まで、
深刻な問題として続いていくこととなります。
ワインを”水代わり”に飲んでいた理由とは？？
現代は水道をひねれば
安全で綺麗な水が普通に飲める。
本当に素晴らしい時代ですが、
これはもちろん
近年になってからのこと。
一昔前の人は現代の様に、
簡単に安全な水なんて
飲めなかったんですね。
水を飲むことで、
体調を崩す人も多かったようです。
そこで、
ワインは腐らないから、
水を飲むより安全！！
こうなったわけです。
あとは、
単純に水が美味しく無かった様で、
味を良くするために
ワインを加える場合もあったそうです。
まさに、
”生活の必需品”だったんですね。
”ワインの飲み過ぎ”で亡くなった、ヨーロッパの偉人
作曲家ベートーヴェンの死因が、
”ワインの飲み過ぎだった”
というのは有名な話ですが、
皆さんご存知でしょうか？？
ベートーヴェンが生きたのは
1770年～1827。
安全な水を普通に飲むことは、
とても難しかった時代です。
だから水の代わりに、
”ワインを飲まざるを得なかった”
のですね。
それもありますが、
単純にワインが大好きだった様で、
本当に水みたいに
がぶ飲みしていたようですｗ
こんな歴史を知ると、
現代の私たちが
「自分の好みのワインを
選んで飲むことが出来る」こと。
どれだけ幸せなことかが
分かりますよね。
ちょっとおまけ。一昔前のイタリアのワイン事情。
ところ変わって
イタリアのワイン事情は？というと、、、
1970年以前のイタリアは、
高級ワインは極一部。
イタリアといえば、
大量生産の安ワインの国。
大きな樽に詰めた安ワインを、
海外に大量に輸出していた
国だったんですね。
そんな背景から、
イタリアのワイン=安いワインしかない！
そんなイメージを持たれていて、
ワイン界ではちょっと
下に見られていたんです。
1970年代から世界に通用するワイン作りへ。
この話はまた別の回で。
そんなイタリア人の
ワインとパンの関わり方は？
というと、
”パンで乾いた喉をワインで潤す”
そんな感じだったようです。
少しベートーヴェンと
近いところを感じますね。
イタリア発祥のパンと言えばフォカッチャ。
写真は私が焼いたものです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
現代の私たちからすると、
”ワインを飲まざるを得ないから
水代わりに飲む”
なんていう事実は
なかなか驚きではないでしょうか？？
”美味しいものを
普通に飲んで食べられる”
当たり前すぎて
忘れがちだけど、、、
私たちは、
なんて素晴らしい時代に
生きているんでしょうね。
せっかくなので、
その幸せを遠慮なく！！
十分楽しまないと♪
ベートーヴェンにはちょっと申し訳ないけどｗ
今日のブログを
読んでくださったあなたが、
素敵なワインライフを
送れることの”幸せ”を、
少しでも感じていただけたら
とても嬉しいですね。
お互い遠慮なくｗ、
存分に楽しんでいきましょうね～♪
美味しいワインとパンがあればHappy♪
お家飲みワイングラスをお探しの方、
↓ぜひ読んでみてくださいね♪↓
