【スペイン~7】セビージャ | 拓かれた時間の中で

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アンダルシアの州都であり、ビゼーの「カルメン」、ロッシーニの「セビリアの理髪師」の舞台として、日本では有名な土地。

 

コルドバを流れていたグアダルキビル川は、ここセビージャでは川幅を広げ、天然の河川港として繁栄。711年のイスラム支配下において大きな発展を遂げた都市。

(写真は、黄金の塔。)

 

一方で、14世紀半ばのペストの大流行は「反ユダヤ」運動へとつながり大虐殺、さらに17世紀半ばには再びペストの大流行が発生するなど、海外との交易と人口の多さ故の災厄にも度々見舞われてきたという不幸な歴史も持ち合わせる。

 

 

 

モスクの跡地に「後世の人々が我々を正気の沙汰ではないと思うほど巨大な聖堂を建てる」と進められた、1401年の「教会参事会決定」により、1519年に完成したのがスペイン最大の教会「カテドラル」。

イスラム色を消し去る都市計画の進展により、コルドバ、これからご紹介するグラナダと比べると、明らかに街並みの違いを感じることができる街でもあった。