台湾で1,2,3,4声⇔大陸で1,2,3,4声【台湾と大陸 漢字の読み方の違い③】 | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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台湾で第2声 vs 大陸で第1声【台湾と大陸 漢字の読み方の違い①】

台湾で第4声 vs 大陸で第1声【台湾と大陸 漢字の読み方の違い②】

に続きます。なんすけど、もうあとはバラバラなので上記のタイトルのようになってしまった!!

 

両岸で声調が違う代表的な単語の一つに、フランス「法國」があるね。大陸の普通話では「Fǎguó」だが、 台湾では「Fàguó」。

 

それからアジア「亞洲」。大陸の普通話では「Yàzhōu」だが、 台湾では「Yǎzhōu」。

 

「Fàguó」と「Yǎzhōu」…。前に、台湾語レッスンのとき先生がアジアのことを亞洲(Yǎzhōu)と言うのを聞いて、一瞬脳みそにひっかかった。という話を書いたけど、やっぱり日本や中国で中国語を覚えた人にとってはけっこう違和感のある発音。

 

実はフランス「法國」とアジア「亞洲」は、台湾でも、1999年に公布された≪国語一字多音審訂表≫で一応大陸と同じ「Fǎguó」と「Yàzhōu」に変更された。でも巷では、やはりまだまだ昔からの「Fàguó」、「Yǎzhōu」が優勢。

 

私が大好きな台湾映画『一頁台北(台北の朝、僕は恋をする)』は、主人公カイの彼女がフランスに行っちゃったという設定で、カイもフランス語を勉強しているので、セリフにフランス「法國」、フランス語「法語」が頻出。アンバー・クオちゃんもはっきり「Fàguó」と言っとりますね。

 

その≪国語一字多音審訂表≫あたりは、女性の先輩「學姊」の話のところでもちょびっと書いているので読んでみていただければと。

 

このフランス、アジア以外にもたくさんあるよ。例えば…

 

「一匹」台湾: yìpīmǎ vs   普通話:yìpǐmǎ

「企業」台湾: qìyè vs   普通話:qǐyè

「認識」台湾: rènshì vs  普通話:rènshi(shí) 

「建築」台湾: jiànzhú vs   普通話:jiànzhù

「品質」台湾: pǐnzhí vs   普通話:pǐnzhì

「著急」台湾: zhāojí  vs   普通話:zháojí

「擁抱」台湾: yǒngbào vs   普通話:yōngbào

「著急」台湾: zhāojí vs   普通話:zháojí

「悄悄」台湾: qiǎoqiǎo vs   普通話:qiāoqiāo

 

などなど。次回は声調だけの違いではないものを集めてみます♪