私が続いてお話しします。


私が生きた頃のヤマトの話をします。

あの頃は天と地の境もあまりなく
動物とも交流ができていました。
よく「たぬきや狐にばかされた」
と聞きますね。
今は聞きませんが、昔は実際によくあったのです。
そして、美しの宮が以前に話していたように
妖怪と言われる存在も我々人間と共に暮らしていました。

妖怪たちは、妖怪たちが好きそうな街と街の境目の薄暗いところや人があまり入らない山などにいたのです。

しかし、ある時から
そんなのは科学的ではない
そんなものはいないという思想が入ってきて
土地開発が進み
妖怪たちの居場所もなくなり
動物たちとの交流もなくなりました。

私たちの頃は
今では目に見えない龍見えましたし
たぬきや狐に悪戯されるなど日常でした。

それらを感覚的に捉えて
穏やかに過ごしていました。
怖いとか避けるべきものとは感じておりませんでした。
全てが調和した世界でした。


私の夫のニニギノミコトが話してるように
ある時、感覚、感性を論理で切るというある意味「革命」がおこり
それからそのようなことが信じられなくなり
調和したものが崩れ
科学万能
土地開発して発展させることこそ素晴らしい
などというふうになっていってのです。

ある面では成功したでしょう。
しかし、みなさんの心はそれで満たされたのでしょうか?

日本人の素晴らしい感覚を奪ってしまって
それでよかったのでしょうか?

私は桜の花が咲くように美しいという名ですが
この感覚、感性
これが日本人なのです。

多くの皆さんが忘れています。
今は冬です。
大雪が降っているところもあります。
その雪を見てどう感じるか
或いは寒さを感じてどうなのか
それを言葉にしたり表現する。

それが日本人です。

取り戻しましょう、日本を。 
特に女性は感覚、感性の使い方は得意です。
日本女性から始めて
日本の心を取り戻しましょう。