次!!『エイリアン:コヴェナント』観ました。
旧作につき、ネタバレありです。
住むことができなくなった地球から別の惑星に向けて移住しようとしている植民船コヴェナント号。
突如発生した衝撃波のせいで機体に問題が発生し、
冷凍休眠していた乗員たちは起きだしますが、船長は睡眠カプセルの火災で死亡。
その妻のダニエルズ(キャサリン・ウォーターストン)や副船長たちが船の修理を行いますが、
その際に、謎の信号を受信します。
信号の発信源の星は移住を予定していた惑星よりも近く、環境も悪くなかったので、
機体のことも考えて、彼らはこの星を調査します。
この調査隊には、船を管理するアンドロイドのウォルター(ミヒャエル・ファスベンダー)も含まれていましたが、
降り立った星にある洞穴で彼らを出迎えたのはこのウォルターそっくりのデイヴィッドという旧型アンドロイドでした・・・
エイリアン:コヴェナント [ マイケル・ファスベンダー ]
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『プロメテウス』の続編で、『エイリアン』シリーズの前日譚になる話。
僕は『プロメテウス』があまりおもしろいと感じられなかったので、
どうなんかなと思って観にいきそこねてました。
観た人たちの評判もよくなくて、
さらに「リドリー・スコットがファスベンダー好きってだけの映画」とまで言ってる人もいて、
どんな映画やねんと思って、スカパーでやってたので観てみたら・・・
みんなの言ってることがわかりました・・・
(^▽^;)
昔からのパニックホラーによくある、
登場人物たちのそれぞれの選択ミスからどんどん破滅に向かって転がり落ちていく的な展開は、
僕自身が登場人物たちを愛せない要因になっていきますんで、
そういう面でもちょっと観てるのしんどいなーってなるし。
前作で首だけになってた(よね?)デイヴィッドの暗躍が中心になるので、
“監督がファスベンダー推し”と言われるのもむべなるかな・・・
そして、あのエイリアンたちのルーツみたいなものが示されるのですが、
それがけっこう納得いかないんですよねえ・・・
だってさ、そもそも移住計画ってずいぶん厚かましいわけじゃん。
自分とこの星を使い果たして、よそに移ろうなんてさ。
そこの星にももとから住んでる生き物いっぱいおりますわな。
どうするつもりなわけ?
向こうからしたら、侵略者でしょ。
そう、この新シリーズ、エイリアンはむしろこっちなんですよ。
それに対して、現地の人から激しく抵抗にあうのはあたりまえのことで、
それを責める権利はないわけですよ。
たとえどんなに残酷でも、
彼らが現地の人で、彼らの土地に侵入したのは人類なんだから。
なのに、あのエイリアンはデイヴィッドがつくった生物兵器だみたいな話になってるとさ。
なんだそれって感じですよ。
そういえば、個人的には好きな『エイリアンVSプレデター』でも、
プレデターたちは己の戦闘能力を試す“卒業試験”としてエイリアンの卵を放っていた・・・
あのときも、エイリアンとプレデターとの間に知性の差があるのちょっと気になってたんだった・・・
生物兵器なら、試験に“使う”という発想はまあおかしくないわけか・・・
ごたいそうにギリシャ神話やら北欧神話やらごちゃまぜのタイトルやネーミングになってるから、
よけいになんかガッカリ感がありましたね・・・
どこに向かってるんだよ、リドリー・スコット。
てなわけで、ひさびさに映画観たのに残念な感じだった二作品でしたー。
おもしろい映画求む!!へっぽこハンターコトワでした!
(^▽^;)