民主党の前原誠司副代表は13日午前のテレビ朝日の番組で、渡辺博史前財務省財務官を日銀副総裁とする人事案を不同意とした党決定について「わが党は7割5分から8割が渡辺氏でいいということだったので、不透明さが残った」と述べ、小沢一郎代表ら執行部の対応に不満を示した。
 前原氏は「小沢氏は、日銀人事が財務省の天下りポストになってはいけないと言っているが、(元財務事務次官の)武藤敏郎氏を総裁でまとめようとしたのは執行部だ」とも指摘した。


この何日か前に前原副代表は、小泉元首相と会食したという情報もあり、小泉元首相の「なんとかという風がぼちぼち吹き始める」発言と合わせると、政界再編の準備が進みつつあると感じます。前原副代表のTVでの発言は、執行部批判ではなく、明らかに小沢批判であり、優柔不断を露呈した鳩山批判ではないでしょうか?民主党は元々、右から左までの「寄せ集め」的な政党であることから、分裂の可能性が常につきまとう党でもあります。当初目指した二大政党制の「二大」は「自民」と「民主」とは限らなくなる可能性もありますね。