FRB、日銀、BOEの決定会合前でナーバスな動き。米株はまちまち、米長期金利は続落、ドル指数は反発、ドル円は154円すれすれで取引されています。

昨日のメジャー8通貨の内、勝ち組では米ドルが最強通貨となり、それにポンド、豪ドル、カナダドル、円と続きました。一方、負け組ではユーロとスイスフランが最弱通貨となり、それにニュージードルが続きました。

昨日の米ドルは東京では売られていましたがロンドン、ニューヨーク時間に買われました。ドルインデックスは104.327から104.562へと反発しました。タイムサイクル的には7/22-8/1の底値圏が終了、7/29-8/7の天井圏に向かい始めました。エリオット波動的には、(週足レベルでは)下降C波の下げの波の中の2回目の下降c波にいます。この下降波は10月末までは続くはずです。一方、ユーロドルはサイクル的には7/31-8/13の底値圏に向かい始めました。エリオット波動的には(週足レベルでは)上昇D波のなかのx波が昨年10/13に終了、2回目の上昇c波がスタートし始めたところです。このc波は10月末までは続くはずです。

昨日のドル円は東京時間売られましたがロンドン、ニューヨークで買われました。昨日の09:00に154.354円の高値をつけ、11:00に153.014円の安値を付けました。ドル円の一日の値幅は134.0ピップスと比較的大きな値幅でした。タイムサイクル的には7/24‐31の天井圏に向かい始めました。エリオット波動的には(週足レベルでは)4波のなかのa波が昨年2/2に終了、上昇b波が展開中です。クロス円はほぼすべて横ばいから売られました。ドル指数は短中期的には反発するでしょう。なので、ドルスト通貨は短中期的には売り場探しでしょう。またドル円は中期的には買い場探しでしょう。

ドル円の動きはFEDと日銀の金融政策の違いによりますが、日米長期金利差の要因も大きいと思われます。昨日の日米10年金利差は3.135%から3.150%へと反発しました。日本の10年債金利は1.059%から1.021%へと反落しました。一方、米国の10年債金利は4.194%から4.172%へと3日続落しました。昨日の10年金利とドル円は0.62と比較的強い順相関になっています。またドル指数とドル円の相関も0.75と強い順相関です。10年金利はタイムサイクル的には7/26-8/5の天井圏に向かい始めるはずです。エリオット的には(週足レベルでは)22年11月以来続いている下降4波のなかの2回目の下降c波が終了したかもしれません。急騰が始まる可能性があります。長期金利は5波で反発上昇していくはずです。

 

☆ 昨日のYouTube動画は米国ダウジョーンズ指数とポンド円でした。