こんにちわ。塾長の村岡です。
皆さんは日々の生活の中で平和について考えたりしますか?
8月15日が終戦記念日だということを20代以下の世代はどれだけの人が知ってるのでしょうか?
平和が当たり前の時代に生まれてきた私たちの世代には、戦争が過去の遺物であるかのようにされているように私は感じていますが、今こうしている時間でも世界のどこかでは戦争・紛争がおこっています。
それらの報道がテレビニュースで放送されても、自分たちの平和が直接脅かされるわけではないので、そんなニュースよりももっと身近なイジメやひき逃げ事件のほうに関心が惹かれてしまいます。もしかしたら心のどこかで戦争や紛争は個人的に解決できないからどうしようもないという感情があるのかもしれませんね。
先日、とわ言ってもお盆の8月15日に私は「平和の鐘を鳴らそう運動」に参加しました。
神戸ユネスコが毎年やってる運動で、終戦記念日に神戸湊川公園で平和の鐘ををたくさんの人たちに鳴らしてもらいました。
当日は炎天下の中にも関わらず、戦争で命を亡くされた方を弔う人たちや世界平和を願う人たちが
たくさん平和の集いに訪れていました。
1番印象的だったのは、おじいちゃんやおばあちゃんが孫を連れていて、いっしょに鐘を鳴らしてくれたことです。
おじいちゃんおばあちゃんが孫に鐘の鳴らし方と鐘を鳴らす意味を教えて、手を合わせて「平和でありますように」と手を合わせて募金をしてもらえると胸がジーンときました。
私はこの子どもたちは幸せだなぁって強く思いました。意味が分からなくてもそこにいるだけでも
平和であることの有難さに気づかされるように感じました。
私もその光景を見て、祖母がよくお寺まいりに連れて行ってくれたことを思い出しました。戦争の悲惨さを語り次ぐことが平和を守ることに繋がると思います。
慈悲の心を子どもに芽生えさせるためには、平和について考える時間を作ることも大切なことだと思います。利己的な競争社会の今という時代を生きる私たちには、本来の人間にあるべき「優しさ、いたわり、慈しみ」を感じとる体験とそれを子供たちに教え伝える大人が必要であり、それを共有する機会が必要です。
世間では、イジメの問題をどうするかということで盛り上がっていますが、イジメの問題は今に始まったことではありません。イジメを無くすということを議論するよりももっと大切なことはイジメが起こる根本的な原因と人間関係の作られ方を議論し教育を改善していくべきではないでしょうか。マスコミもイジメ問題が視聴率が今は取れるからやってるだけで時間が経てばイジメ問題もまた風化していきます。
家庭で、学校で、地域で、平和について考える時間がもっと多くできるなら、大きなイジメはもっともっと少なくなると思います。
世界が平和でありますように。感謝です。今日をありがとうございます。