皆さんはファヒータスをご存知だろうか。
私がこの食べ物を知ったのは高校生の時で、当時なんば球場辺りにあったハードロックカフェで知った。
地元の駅から御堂筋線で難波まで10分の場所で産まれ育った私は、日曜日になると友人と難波に行くのが常だった。
そこで初めてファヒータスという聞きなれない食べ物を食べ、感動したのである。
ハンバーガーを頼むと焼き加減を聞かれる。
この経験もやはり高校1年生だった私には新鮮かつ、レアで頼むと本当にちょうど良いレアのハンバーガーが出てくる。
付け合わせのサラダのドレッシングにブルーチーズドレッシングを頼み、ブルーチーズとはなんぞやと知ったのもここだった。
以後、アメリカで食すメキシカンやアメリカン料理にはまる私であった。
イギリスに来てから、私はハンバーガーとファヒータスを美味しく作る店に出会った事がない。
14年前、カーライルにロンドンのミシュランレストランで料理人をやっていた人が出したハンバーガー専門レストランが出来た。
これが酷かった。
値段が高いが肉汁はない、新鮮な挽き肉から作ってあんなに肉汁が出ないように焼くのは逆に至難の技かと思う乾き具合であった。
当然、焼き具合など聞かれるはずもない。
常に周囲は焦げていた。
フランスのなんて事ない酒場のハンバーガーでも焼き具合を聞いてくれ、
完ぺきなまでにミディアムレアで仕上げてくれるのに対し、ハンバーガー専門であの満を持したクオリティ。
亡き義母がパブでたまにファヒータスを頼んでいた。
いつも半分だけ食べて残していた義母。
場所を変え、どこで食べても半分だけ食べて残していた。
不味かったのだろうか…
私も食べたことはあるが、金を貰っても食べたくはない。
明日は娘が調理実習で、ファヒータスを作る。
材料は高い牛肉ではなく鶏の胸肉二枚。
調味料は半分のライム、乾燥唐辛子のみ。
これで玉ねぎとピーマンを炒め味付けとする。
私は娘に「あんた…これ…塩コショウやらは学校のやつ使うんやろ?まさかこれが味付けなわけやいやろ?」と聞いた。
娘は「スパイスは一切使わず、本来の作り方でやるんやて」と娘。
本来て…
先生は本来のファヒータスがどんな味であるか知ってんのか…
ライム汁と乾燥唐辛子だけで炒めた胸肉二枚と玉ねぎとピーマン…
どこで仕入れたレシピか知らんが、本来なのかとメキシコ人に聞いてみたい。

私がこの食べ物を知ったのは高校生の時で、当時なんば球場辺りにあったハードロックカフェで知った。
地元の駅から御堂筋線で難波まで10分の場所で産まれ育った私は、日曜日になると友人と難波に行くのが常だった。
そこで初めてファヒータスという聞きなれない食べ物を食べ、感動したのである。
ハンバーガーを頼むと焼き加減を聞かれる。
この経験もやはり高校1年生だった私には新鮮かつ、レアで頼むと本当にちょうど良いレアのハンバーガーが出てくる。
付け合わせのサラダのドレッシングにブルーチーズドレッシングを頼み、ブルーチーズとはなんぞやと知ったのもここだった。
以後、アメリカで食すメキシカンやアメリカン料理にはまる私であった。
イギリスに来てから、私はハンバーガーとファヒータスを美味しく作る店に出会った事がない。
14年前、カーライルにロンドンのミシュランレストランで料理人をやっていた人が出したハンバーガー専門レストランが出来た。
これが酷かった。
値段が高いが肉汁はない、新鮮な挽き肉から作ってあんなに肉汁が出ないように焼くのは逆に至難の技かと思う乾き具合であった。
当然、焼き具合など聞かれるはずもない。
常に周囲は焦げていた。
フランスのなんて事ない酒場のハンバーガーでも焼き具合を聞いてくれ、
完ぺきなまでにミディアムレアで仕上げてくれるのに対し、ハンバーガー専門であの満を持したクオリティ。
亡き義母がパブでたまにファヒータスを頼んでいた。
いつも半分だけ食べて残していた義母。
場所を変え、どこで食べても半分だけ食べて残していた。
不味かったのだろうか…
私も食べたことはあるが、金を貰っても食べたくはない。
明日は娘が調理実習で、ファヒータスを作る。
材料は高い牛肉ではなく鶏の胸肉二枚。
調味料は半分のライム、乾燥唐辛子のみ。
これで玉ねぎとピーマンを炒め味付けとする。
私は娘に「あんた…これ…塩コショウやらは学校のやつ使うんやろ?まさかこれが味付けなわけやいやろ?」と聞いた。
娘は「スパイスは一切使わず、本来の作り方でやるんやて」と娘。
本来て…
先生は本来のファヒータスがどんな味であるか知ってんのか…
ライム汁と乾燥唐辛子だけで炒めた胸肉二枚と玉ねぎとピーマン…
どこで仕入れたレシピか知らんが、本来なのかとメキシコ人に聞いてみたい。
