義母の命日が金曜日であったので、仕事終わりに子供を学校に迎えに行き、お花屋さんに頼んでいたブーケを取りに行き、夫と墓場で待ち合わせてお墓参りをした。
直径50センチはある大きなハート型のブーケで、これをオーダーした夫の気持ちが詰まっている気がした。
一週間前、夫の兄(一人はニューカッスル、一人はオーストラリア在住)二人から、「命日は墓参り宜しく。花の一つも送りたいけど遠方だけにもどかしいよ。墓参りしてくれている事に心から感謝する」とメールが来たから、夫は「そんな事ないよ。花を送りたいなら、うちに花を届けてくれたら、それを持っていけるし。ネットでどこに住んでいても花は送れるだろ?お母さんが生きていた時はそうしていたんだから」と返信したが、二人とも花を買いたくないのか以後、音信不通になった。

悲しい話である。
遺産相続が終われば義母の形見さえ要らんと言い、一回忌の花も渋る。
亡くなった人には嘘は付けないと、ばあちゃんがよく言っていたが、薄情とはこういう人の事を言うのだと痛感する。
それなのにフェイスブックとやらには、自分がこれほど辛い日は無いと、兄弟の嫁達がそれぞれにポエムと義母の写真を添えて掲載していた。
豪州に住む嫁は、一年は早い、早すぎる。義母の事を考えない日は無かったと書いていたが、嫁はこの一年で顔のフェイスリフト、唇を分厚くする口唇手術、バリ島で受けた豊胸手術で胸に入れた豊胸ジェルが爆発したので、その入れ替え手術と、ついでにFカップへ豊胸と、ほぼ一年を美容外科で費し、お前はいつどの時に義母を想ったのか…麻酔中か?と問いたくなる嘘を書き並べ、友人らから「あなたほど義母を思っていた人はいない。貴方がお嫁さんで、きっと義母さんは喜び誇りに思っていたはず」とコメントされていた。

フェイスブックをこう使う嫁はしたたかと思うが、長男の嫁も同じくポエムと写真を掲載。
一番嫌われていた2人が、一番泣けるポエムを掲載する。
来年の命日は何を掲載するのだろうか‥
多分、義母は吐き気がしたであろう。
しかしこれで良い。
義母が亡くなり兄弟の本音が見えた時、付き合いが薄れていく。
これで良いのだ。
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