娘がバレエをやっており、数か月前から大きい子供のクラスに移った。
レオタードの色も変わり、今後のバレエ試験の際は髪の毛をキッチリとまとめて受けねばならない。
そのため、髪も伸ばし前髪も伸ばさねばならなくなった。

私は個人的に髪の毛が長い子供が好きではない。
自分も子供の頃にバレエをやっていたから髪は長かったが、学校に行く時はちゃんとまとめて登校していた。
髪の毛がバサっと前に落ちて来る事が嫌だったのと、何故かその光景がうっとおしく見え、母に毎朝やってもらっていたのである。
イギリスの女の子は髪を長く長く伸ばしてる子供が多い。
加えて週1しか洗髪しない習慣の子供が学校に多いせいか、髪がベトベトしてボサボサに絡み合った髪の毛を見た時、私の中で不潔なロングヘアの子供が苦手になってしまったのである。
そんな事もあり、私は娘に髪をちゃんとまとめて登校させている。

しかし・・問題が生じた。
娘が弟にはない額の生え際の産毛を「何故、こんな変な毛が私にだけあるのか?クラスメイトには無いのに」と聞いて来るようになったのである。
クラスメイトの子供達から「お前のその毛、変や」と少し前から言われるようになり、娘は前髪を上げたがらなくなった。
それでも髪の毛が目を覆うから、私は娘の妥協点を探し、何とか今はごまかしやっている。

私は娘が日本人の血を引く事から生え際に産毛のある事、日本の子供にはみんなある事を説明。
うちの息子にそれが無いのは、イギリス人である父親の血を少し多めに引いたのかも知れないと説明した。
決してコンプレックスを持つ事ではなく、おかしな事でもない。
何度も何度も説明しているが、娘は朝、前髪を上げたくなくて泣く事もある。
そんな日は額が出ないように工夫する。
バレエ行く日は全く気にならないが、学校に行く時だけは前髪を上げたくないのだという。

私は自分の額をまじまじと見てみた。
いつまであの産毛はあったのだろうか・・。
高校生の頃にはあったのだろうか、無かったのだろうか・・。
娘には「高校くらいになったら消える」と伝えておいたが、ホンマかな・・とちょっと不安になっている私である。

まさか産毛で泣かれるとは思っておらず、他国の血が混じるとややこしいと初めて感じる今日のごろ。
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