食文化

テーマ:
カーライル近郊のパブの中で、お金を出しても良いと思えるのは2軒。
しかし、その値段は大阪の美味しいフレンチレストランよりもクオリティが低く、しかし値段だけは高い。
結局、それを考えると「行きたい店など皆無」これが私の本当の意見である。

そんな昨日、夕飯はひさびさにパブで・・という事になった。
行かずともメニューが分かるカーライルのパブメニュー、それは200年前から変化がないのである。
「パブの食べ物に変化は求められていない。だからメニューは変えたらアカンねん」、そうパブでシェフをしている友人が言っていた。
いつ行っても同じメニュー、それがパブなのである。

そんなワケでパブに予約の電話を入れた。
夕方5時半、予約が取れたのであるが、それから10分ほどしてお店の人から電話がかかって来た。
「今日ね、うちはメニューがパイとフィッシュアンドチップスのみなんですよ。月2回、そういう日にしてましてね。だからそれで良かったら来てもらったら良いですけど、どうします?パイは昨日から仕込んでるので出来たやつを温めて出すのみ、フィッシュは冷凍はかけてませんけど」と言った。

電話に出た夫が「何でそんな日なんですか?」と尋ねた。
マネージャーの方なのであろうか、その人は「結局それがうちのパブで一番出るメニューやから、あれこれ材料を揃えても注文はその2点に集中するんでね。だったら、もう一番多く入る2点だけでやる日もあってエエんちゃうかな・・って事で数年前からこれです」と言った。
結局、キャンセルした。

職場の近くのパブなど、絶対に地元民しかいかない凄い場所にあるパブで、そこは夕飯のメニューは4種類しかない。
私が行き始めた8年前からそうであるが、店主によると「オープンした48年前からそうや」との事。
しかし、固定客はいる。
そう考えると、その4点に集中して変わらない味を保てば、パブは維持できる客を集客し続けられるという、ある意味新しい食文化を好まない田舎特有のイギリス文化かなと思う。
そんな私も、何故かそこにはたまーに行ってしまうのである。
人気ブログランキングへ