今日も職場で働いていた私。
うちのバイトらは接客業なのに、出来るだけレジで客と関わる事を避けたいからレジにも来ない、明らかにスタッフを探して目を合わせようとしている客の手前で不自然に曲がって消えて行ったりするから、フロアで全てを見守る役目の私が結局はレジで捕まり、フロアに出られなくなる。

昼頃、おばちゃんがレジに商品を持って来た。
かなり個性的なお洒落感を前面に出した人で、眼鏡のフレームが左右全く違う色と形で思わずおばちゃんの顔をジーっと見てしまった。
おばちゃんは嬉し気に「あら?気が付いた?これ私が改造して作ったの」と自分の眼鏡を指さした。
そして、おばちゃんは「あなた中国人でしょ~?」と何故かテンションを上げて私に聞いた。

私は「いえ、中国人ではありません。日本人です」と見本のような返しをしてしまった。
いつもなら冗談も交えて言えるのに、何故か言葉がそう出てしまった。
私の場合、脳で何も考えずに英語が口から出る場合と、何故そうなるのか分からないが、脳裏に英文が並んでそれを読みながら言葉に発している事もある。
それは自分でそうしているのではなく、勝手にそう切り替わるので、自分でもどっちで言葉に出るのか未だよく分からない。
が、とにかく堅苦しく、それは不機嫌にも聞こえる言い回しで「日本人です」と言ってしまった。
とっさにそんなつもりや無いねん!おばちゃん!と思った。

おばちゃんは物凄い勢いで「ごめんなさい!ごめんなさい!本当にごめんなさい!日本人だったのね、ごめんなさいね」と深刻に謝った。
私は冗談を交えて言わなあかん!と思い「いえいえ、謝らないで下さい。本当に気にしてませんから。私の義父も義母も、夫の兄弟もアジア人は皆一緒に見えるとよく言っていますから、慣れたもんです。私達、アジア人からしても欧米人は一緒に見えるのですから」とおばちゃんに伝えるも、おばちゃんは心の底から気まずそうにして何度も謝罪をして店を出て行った。

何であんなに謝ってくれるのだろうか・・
そうこうして夕方の5時過ぎ、店長から呼ばれた。
「あんた、今日何か女性客から失礼な事言われたん?」と店長が私に聞いた。
私は「いや・・・」と言いながらも、まさかあの人やないわな・・と思い「何でですか?」と聞いてみた。

店長は「さっき、中年の女性客が『おたくのスタッフを言葉で傷付けてしまったから』と箱のチョコレートを持ってきはってん。ほんで、そんなん報告受けてないから何かの違いやて言うたんやけど、どうしても置いて行くて言わはって・・」と箱のチョコレートを見せた。
いや、おばちゃんゴメン・・素っ気ない英語で言うた私が悪いのに・・
結局、店長は「皆で有難く頂こう」と言った。

今後はどんな時も職場においては考えて英語を話さねばならないと思う出来事であった。
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