買えば良い

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私はイギリスに来て包丁を買った事が無い。
というのも、イギリス生活最初の1年は義両親と同居であったし、その後カーライルに越して来る時に亡き義父がキッチン用品の全てをくれた。
義父は買い物が趣味で、特に義母が料理するわけでもないのにキッチン用品をネットや夜中にやっている通販番組でその気になって頻繁に買っていた為、未使用のキッチン用品が大量に倉庫に眠っていたのである。

鍋や包丁は「プロ仕様」のそれはそれは重い鍋や包丁で、蒸し器や中華鍋もあった。
この全て新品をなぜ買ったのか、誰がどう使うと思って買っていたのか知らんが、おかげで炊飯器と圧力鍋、スロークッカーだけ自分で買っただけであった。

その後も「通販でやっててんけど、めっちゃエエ包丁らしい」と包丁を何度か貰った。
そうやって自分で買い換えることなく今に至るが、義父が亡くなって5年半、そろそろ包丁が切れなくなって来た。

日本の叔母が「ダイエーで買ったやつやけど持って帰り」と日本に帰った時に持たせてくれた簡易包丁研ぎ器で何とか誤魔化しやって来たが、もういよいよ切れなくなってしまった。包丁を買い替えるべきか・・と考えていた時、たまたまスカイプで父に言うと、「研石で自分で研いだら、大概の包丁は切れるようになるから」と言われた。
そんなんやったことない・・
早速キッチン用品が売っている店に行き、研石を聞いてみた。
あるにはあったが、父から「出来れば粗目、仕上げの2面付きのがエエ」との事だったのであるが、そこには1面しかなく、店員さんも「もう切れへんようになったら買った方がエエん違う?これ買った人見た事ない。最近の包丁は安いから使い捨てで1年ごとに買い換えたら?」と言った。

私は父が刃物を使う職人であったことから、仕事が終わると刃物を研ぎ石で研いでいる所を小さい頃からよく見ていた。
道具を大事にする、だから安い刃物は買わず良いモノを大切に使う。

こうして結局はまたアマゾンで2面付きの研ぎ石を発見。
素人でも使いやすいと書かれてあったので、これを買おうと思案中。
夫は「包丁一式買い換えたら?そんなん石で研いでまで使う人いてんのちゃう?」と言った。
イギリスのシェフなら自分で日本の職人のように研石で夜な夜な研いでいるかもしれないが、一般家庭には浸透していないのかも知れない。

昨日は義母宅にラザニアを届けたので、義母に包丁の事を言った。
義母宅の包丁も亡き義父が私に買ってくれた時に一緒に買い替えたものである。
義母は「あら、うちのはシャンシャン切れるわよ。あなた使い方が悪いのよ」と言ったが、違う・・・あんた料理せーへんからやー!!
研石を買ってみて、アカンかったら新包丁。
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