4月にカーライル唯一の病院で子宮検査をしてもらって以来、3か月ほど不正出血が止まっていたのであるが、その後7月末から再び4週に渡り不正出血が続いたため、行く意味など無いのは100も承知のホームドクターに行ってきた。

前回と同じ女医が担当で「検査しても問題なしなのよ、だから不正出血が嫌なら、前にも説明した通り、金属コイル(長さ30㎝ほどの金属針金が8方向に広がったもの。これを子宮内に入れる)を入れれば出血は止まるのだけど」と女医。

私は「長さが長さですし、異物を入れるのは嫌なんです。出血するには原因があると思うんですが、もう7年も続いていますし、他に原因を調べる術はないですか?」と聞いた。
女医は「無いわ、だってもう調べたじゃない。検査して出ないなら、調べようがない。金属片が嫌なら不正出血を我慢するか、不正出血が嫌なら金属を入れるか」と言った。

今回は夫も付いて来ていたので、夫が「妻がその金属を入れる事を嫌がっていますが、本当に病院で調べようがないんですか?」と口を開いた。
女医は「まあ・・・どうしても金属を入れるのが嫌ならば、まずホルモン剤を半年飲んでみて。それで駄目なら、大きな病院の医師に意見を仰いでみますけども・・」と言った。
いやいや・・意見を仰ぐの今ちゃうんかい!!

この7年、何度もホルモン剤を変えられた。
夫はその事も女医に言ったが、女医は私のカルテをパソコンで見ながら「でもね・・あなたは色んな種類のホルモン剤を変えられたと言うけれど、その証拠がここに残っていないのよ」と言った。
それはアンタらが、ちゃんとデータを残してへんからやんか・・

今回は夫も一緒であったため、半年以内で不正出血再び数週続いたら、有無を言わさず大きな病院に送ってくれるよう取り付け、女医も渋々OKした。
帰り際、女医から「あなた3年前に子宮がん検査受けたきりだから、受けなさい」と言われた。

私は「去年のいつだったか、いつものように不正出血が続いていた時、別の女医が子宮がん検査をやってくれたはずですが・・」と言った。
しかし、今回の女医は「データに残っていない」と言う。
私の記録はあくまで3年前である。

もうこうなると、いよいよイギリス人の仕事のいい加減さが怖くなるが、私は3日後に子宮がん検査の予約を入れ、今日はそれに行ってきたのであった。
担当のナースは私のカルテデータを見ながら「もうウンザリやね、こんな何度も何度も子宮に関する検査でね。。金属はお勧めやけどね・・・嫌?」と言った。
私は「どうしても金属のあの長い針金みたいなのが嫌なんです・・しかも1本やなくて、あんなに数本も・・」と答えた。

ナースは「そうか・・・まあ、ほんなら今日の子宮がん検査やってみて、これで結果がクリアなら、そこから考えようね」と言ってくれた。
この国のナースと薬剤師は何て優しい言葉をかけてくれるのか・・

私はナースに「40代やと子宮案検査は何回に1度ですか?」と聞いてみた。
ナースは「40代はリスクが高いから3年に一度、50代からは5年に一度」と言った。
リスク高いのに3年に一度て・・
ちなみに乳がん検査は50代になってからで、これも3年に一度である。

私の場合、家系に乳がんが出ていないため、50歳までは希望しても受ける事ができない。
いよいよ次回、日本に帰った時は、免許の更新と共に人間ドッグに行かねばならんと真剣に思うのである。

今日の検査を知っていた友人からメールがあった。
再び理由は分らんままやと答えたら、友人は「上の娘が生まれてから、ずーっとなんやろ?それって、義母がマンチェスターからあんたたち夫婦の住むカーライルに越して来た時期やん。理由、それちゃう?」と言った。
怖っ!!ムンクの叫び
そないストレスに感じてへんけどな、義母の存在を・・・
出産の際、随分と助けてくれた義母には感謝しているが、そこまでやないと思うが・・
友人、「義母がおらんようなったら、血も止まるで」と笑った。

笑い話や無いねん・・
義母は金曜にスペインから戻って来る・・
あの人が理由・・・いや、まさか(笑)
金属針金より怖いものを知ってしまったかも知れぬ。

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