さて3年以内をメドに(あくまで予定)日本移住を考え始めた私達。
今ののんびりしたスローライフを確保したいと考える旦那は、住む家は①田舎②古民家と提案してきた。
また御堂筋沿線でエエやん・・便利やで・・

時間のあるとき、ちょっと見てみたが、さて関西圏のどこがエエのか分からんので、実際に兵庫のメチャメチャ田舎に住んでいる友人2人に聞いてみる事にした。
その1人の友人から返事が来た。

彼女と知り合ったのは、私が住んでいたオーストラリアのアデレードであった。
オーストラリア人の旦那と子供で10年ほど前に日本に移住し、生まれ育った彼女の田舎に住んでいる。
「良くも悪くもやけど、大変やで」と言う事で、まずは大変な事を教えてもらった。

まず、その村に住むには、市民税の他に入村金なるものを支払わなければならないらしい。
また、田舎は祭りごとが多いため、その度にお金を徴収される。
婦人会には絶対入り、会費を毎月納める。
子供がいる場合は、子ども会にも入らなければならず、ここにも毎月の会費がいる。
誰かが亡くなれば、その村が決めた定額のお香典を出すが、これが都会の平均より遥かに高いし、婦人会のメンバーとしてお手伝いに行かなければならず、ここで「すいません、今日は仕事で夜の8時ごろに帰宅で・・」と断ると、後で無視か嫌味攻撃にあう。

神社の○○供養、奉納などで、その度に決められた金額を現金払い。
どこどこの木を切るとなれば、その費用も負担。
などなど、その度ごとの出費が多く、外国人である旦那さんはこれが理解できずに、毎回ケンカになると言う。

また、何年経っても「ヨソモノ」扱いされ、旦那の名前は覚えてもらえずに「外人さん」と呼ばれる。
10年住んでもジロジロ見られ、「今日、アンタ○○行ってたやろ?」とまるで監視されているかのような錯覚に陥る時もある。
このため、田舎ライフに憧れて越して来た家族の半分は村を出てしまうのだそう。
「私は私!!そんなのに参加せーへんわ!!」と言っても、子供がそこで村八分にあうから、絶対に人付き合いは欠かせないのだそう。

しかし、良い点もある。
それは畑の野菜をもらえること。

と、こんな事を教えてもらった。
そうか~住んでみなければ知らん事は山ほどあるわけである。
ほな、プチ田舎はどうやろか・・とちょっと都合のエエ事を考える私であるが、まあどこの町にもそういう風習みたいなのは残っているのかも知れないなと、あらためて考えた日であった。

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