ウィリアム テンプソンです!
今回紹介するのは、散財日記に続くエドワードグリーンと同時進行中の

ジョージ クレバリー
George Cleverley

です!!

1958年創業のロンドンの靴メーカーだそうです。
ジョージクレバリーさんは、1898年に靴作りをする家に生まれ、38年間ニコラス タックゼック(N.TUCZEK)というイギリスの伝説的ビスポーク靴メーカーで甥っ子のアンソニークレバリーと働いていたそうで、そこから独立したのだとか。
チゼルトゥを広めたのも彼で、最もエレガントなイギリス靴とも評されます。
1976年に閉店しますが、二年後にジョン カネラさんとジョージ グラスゴーさんが再建したそうです。
ジョージさんは1991年に他界し、1994年に既成靴ラインを確率したそうな。

アンソニーとは仲が悪く、口も聞かなかったらしいです。
タックゼックに関しては、1969年だかにジョンロブに吸収されたそうです。


クロケット&ジョーンズのハンドグレードラインの上物という事で、何となくは知っていました。わざわざここまで知ったのは、やはり持っている靴を知らなければならないという私の気持ちですね。

本当ですよ?!靴の歴史を知るのもまた靴を愛用する材料になりますからね。


もっと言えば新品での購入なのですが、今回のはヤフオクにあった物を店で買いました。15604円でした。
その店の場所が新宿二丁目にある暗いビルの奥にありまして、私本当にビクビクしていました。。。今でも恐ろしいです。



突然買う事になった理由としては、銀座の三越でジョージ クレバリーのセミブローグを履かせて頂いた所、美しさに一目惚れししてまった事です。
それを中古で買うという卑劣な野郎です。

しかし、そのセミブローグとは少し違うみたいです。
現行のはジョージクレバリー アデレードという物で、私が買ったのはそれとメダリオンの違うやつです。ちなみに中のインソールとロゴが違いました。
現行のはフルソックでしたからね。

どうやら2005年頃にクロケット&ジョーンズがラスト337という新木型を出した時の靴らしく、当時の価格は81900円。
2009年には94500円になっていたそうです。
この調子でモデルチェンジも重ね、130000円位になったのでしょう。


どちらにせよ、80000円の靴が15000円で買えるのは得ですよね。


関係ありませんが、私のクロケット&ジョーンズ ハンドグレードラインのウェルベックもラスト337です。あまり同じには見えませんね。。原因はコバの張り出し具合でしょうかね。

こちらはクロケット&ジョーンズです。


ジョージクレバリー セミブローグと検索すると「気まま暮らし」さんのブログが出てきますが、そこに私のと丸っきり同じ物があります。
私のは箱が無かったので、そこだけ借りさせて頂きます。。

これが2005年に買ったというジョージクレバリーのセミブローグの箱です。
最近のはえんじ色ですが、この時は青なのですね。

品番 9813-11B
ラスト 337
色 チェスナット
革 アンティークカーフ
底 レザーソール

という事らしいです。
私のと全く同じです。サイズを除いて。

J9813 337


こちらは何でしょうか、X24946と書いてあります。


しかし古くて汚い…。
安く買える訳ですね。。偽物だったら許しませんが。
ただ磨いてしまえばなんら問題はありません。


履き心地はとにかくソフトです。
まずアーチの効いた小振りのヒールカップが踵をソフトに包んでくれます。
踵のクッション性もなかなかあり、踵周辺のソフトさが増しています。
ウエストはキツすぎず緩すぎずで、丁度良いです。これまたソフトですね。
外側も寄り添った様にフィットするので、またもやソフトです。
ボールは少し高いので、靴擦れの予感もありますね。

底は特に変わりの無い物ですが、トップリフトが固いのか、良い音が鳴ります。


チャーチよりは上、エドワードグリーンよりは下というグレードそのものの履き心地でした!

チャーチよりも良い革、良い履き心地、これに三万円を注ぎ込めるかどうかですよね。ただ、買って損は絶対にしないと思いますよ(とは言え中古で15000円で買った人の意見ですからね)!


もしもこれが偽物なら、これを作った人に是非とも独立して頂きたいですよ!
聞いた所によると、高級靴メーカーの工場で働いていた人が解雇された場合、技術はあるのでコピー品を作ってしまう事があるそうです。
本物の職人さんが作れば、そりゃ本物ソックリにはなりますものね。

…なぜこんなに怪しんでいるのかと言うと、やはり買った店ですよね。絶対関わっていますもの。ね。

ロゴもあります。



踵のブローグが、流れる様になっているのが分かりますか?これが上から見るとシャキンとしていて格好良いんですよ。

分かりますかねぇ…。



上品な佇まいです。


踵の後部はクロケット&ジョーンズ ウェルベックとソックリです。





メダリオンはまた個性的ですね。

羽根の周りのフェイスはこんな感じです。

囲い込まれていますね。デザイン名はアデレイド(ADELAIDE)と言います。
「アデレイド」ですよ。三越の店員も知りませんでしたよ。
竪琴(たてごと)の意味と勘違いされている方がいますが、デザインは竪琴そのものですよね。

ただ、竪琴はハープの事なので、アデレイドではありません。
アデレイドとは、オーストリアの地名やクラシック、婦人の名前だそうです。
どうやら日本では琴型と読んでいたそうですが、ジョンロブ パリがこのデザインの靴を「アデレイド」という名前で出した所、他メーカーが真似しまくり、結果的に琴型の靴をアデレイドと呼ぶ様になったそうです。

この靴の名前がアデレードなのかは分かりませんが、少なくとも現行のジョージクレバリーのアデレードは、フルブローグの靴にフルブローグという名前を付けている様な物になりますね。

私もこの靴をアデレードと呼びますか。

ステッチの下に型押しみたいな模様があるの分かります?これも特徴なのでしょうか、踵にもありました。
これは磨いたりしなければ気付かないものですよね。



内側です。ウエストのくびれが好きな方には必須の画像でしょう。



もちろんレザーソールで、ヒドゥンチャネルです。底には大きな拘りは見受けられませんね。


しかし、コバには拘り満載です!

ブラインドウェルトで細かな目付けがあります。更には「爪」と呼ばれるコバの上下の小さな段差があります。イギリス靴で多い拘りの何かなのでしょう。



なんだか「質実剛健」という言葉に「エレガント」が合わさったという感じですよね。こいつは素晴らしい!



ジョージ クレバリーのサイズ合わせですが、ハーフサイズ落として選んだ方が良いと思います。
私はいつも6.5なのですが、これは6でした。

もしジョージクレバリーが気になる方がいましたら、ヤフオク等で調べてみてはいかがですか?けっこうありますよ。
それにかなりの高級靴です。
入門編と言われるチーニーを新品で買うよりも、趣味趣向に入るジョージクレバリーを2万円前後で買った方が、靴についてもよく分かるのではないかと思います!


今回はジョージクレバリーのセミブローグの履き心地とデザイン、歴史についてでした。


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