みーが、
「2さつもあるの。ゆうめいな本なん?」
と尋ねてきたのが面白かったです(笑)
以下、ちょっとネタバレあります
上下巻なのですが
上巻は携帯小説のような感じでした。
高校時代って、ちょっと悪い感じの男の子に惹かれちゃったり、、
つい、付いて行っちゃったり
若いと後先考えず
そうなっちゃうんですよねー
(私自身は、そういうタイプのグループから
敬遠されるような真面目系に属していましたので
全く接点がなく、ドラマの中だけの世界でしたが
大学や社会人成り立てのような、一気に交友関係が広がる場でも
所謂遊び人系な人の多いグループには縁がなく
前に「真っ直ぐなところが好き」と言ってくれた方からは「○○さんは隙がないから真剣な気持ちででないと手を出せないタイプだ」と称されていました。
隙がない=かわいくないってこと、と
たられば娘では言われてました)
そこまで?そんな都合よく?!と冷めたり
ああ自分のことばっかり、とイライラしたり
感情移入できず、途中でやめちゃう方も多いかもしれません。
でも、この小説
下巻に入ると、だんだん趣きが変わってきます。
やっぱりファーストラヴを書いた島本理生さんの前作だな、と。
父親も
母親も
完全に悪人ではなくて
どこかに、善いところは見つけられたとしても
やっぱり。おかしい。
でも、世の中
そんな人ばかりじゃない。
最後には、少し希望が持てる。
主人公と一緒に、少し強くなれる。
島本理生さんの小説の、そんなところが好きです。
タイトルの、アンダスタンド・メイビー
みーには、
「アンダスタンドが、分かってるって意味で
メイビーがたぶん、だから
たぶん分かってる、みたいな意味かな?」と答えたのですが
主人公のことを
「自分のことをちゃんと分かってるって思ってる点でアホです(そういうの偽成熟っていうらしいです)」
というあたりから
「自分自身をちゃんと分かってる」と思ってる状態から
「ちゃんと分かることなんてできない、ってことが分かってる」「自分自身でも、たぶん分かってる、くらいが正しいんだ」と思えるようになった、成長を表したものなのかなと
私は感じました。
ところで。
こんな時間に、こんな小説を読んで
ブログ更新までできているのがなぜかというと
ついに、娘の園もコロナで休園になりまして
しばらく働けておりません、、
で、家から出ないと疲れないのでお腹がすかなかったり、お昼寝しなかったり、夜も寝付きが悪かったりするので
「お風呂でプールごっこしよう!」と、水着とアクアプレイを出し、先に遊ばせて
私も夕ごはん準備を終えて、さあ入ろうかなと思ったら
「おかあさんは来なくていい!」と追い出されまして
お風呂からの大騒ぎを聞きながら
しばらくゆっくりしてました
アクアプレイ、お勧めです