上司のための、「人が成長する」マネジメント法 -22ページ目

上司のための、「人が成長する」マネジメント法

部下を一人でも持っている方。
自ら考えて行動できる部下の育て方を学んでみませんか?
組織をつくる、人を育てるマネジメントの方法を、
企業向けにアドバイス、コンサルティングしている専門家のショートエッセンスをお届けします。

人と会った時、「この人はすごい」と感じることは現実にある。


だが、彼らは前から“できる人”を目指して精進したのだろうか。


仕事の成功者の話を聞く限り、そんなことはない。


自分がこうありたいという自意識以前に、

やっていることそのものへの情熱が彼らの日々を動かしている。


その一心に仕事に打ち込む姿に、周りの人は尊敬の念を抱く。


おそらく“できる人”という自負心を前面に出していたら、

きっとそれほどまでに感激しないはず。


つまり評価は人からされるものであり、自分で目指すものではなく、

また人の目や評判、他人との比較ほど無駄なものはない。


今まで漠然と“できる人”願望を持っていた人は、

その得体のしれない中途半端な焦りを解放させ、腹を据えること。


ようするに、仮に“できる人”を気取っても、

中身がともなわなければ“できる人”ではない。


もし確固たる中身や自信があるのなら、

世間からどんな評価を受けていようが自分に迷いなし、である。

大連休に突入し、ここで改めて考えてみたい。


よきリーダー、よき上司とは何か。


プロ野球や高校野球、サッカーなど、

選手の活躍はもちろん、優秀な指導者の存在が欠かせない。


それぞれの信念や哲学を持って指導し、優勝などへ導く。


では、指導者はどんな人が多いのか。


よく言われることだが、

名選手だからといって、必ずしも名監督にはなれない。


しかし、考え方の視点を変えてみてほしい。


名選手は監督になる可能性が大きいことは、事実が証明している。


だから、部下世代にまず伝えたいのは、

とにかく努力を重ね、優れた部下になること。


そのための作法を十分身につけることである。


1つに、行動科学マネジメントの手法を着実に行えば、

リーダーや上司の立場に立つ日は早いだろう。


そして、上に立てたら、さらに上へ。


名監督の道へ進んでもらいたいと思う。


今がどんな立場でも、優れたビジネスパーソンになるため、

向上心を持ち、日々まい進してほしい。


貴重な休み期間を有効活用し、

ゆっくり振り返れば、今後の飛躍に向けてのいい機会になる。

リーダーや上司として、どれだけ信頼されているか。


信頼関係は仕事を進めていく上での基本になる。


仮に部下の立場で、信頼できていない人物から

アドバイスをされたら、それを素直に受け入れることができるか。


信頼の関係の深さによって、

無理を頼むことができ、厳しいことも言える。


ポイントは、まず自分自身が信頼される人間になること。


どうすれば信頼される人間になれるか。


相手に信頼される一番容易な方法は、自分が相手を信頼すること。


自分がまったく相手を信頼していないのにもかかわらず、

相手に「自分を信頼しろ」というのは無理な話。


なかには「信頼したいけど、

部下は欠点だらけだから難しい」と言う人もいるだろう。


大事なのは、その人の本質を信頼し、

いい部分に目を向け、伸ばしていくことである。


実は信頼してもいないのに、

口先だけで「信頼している」というのは単なるウソ。


人のよさに着目し、まず自分から

相手を信じるところからはじめてほしい。

仕事を進めるにあたって、完璧を求めるあまり、

計画に時間をかけ過ぎてはいないか。


医療の世界など、100%を求められる仕事もある。


しかし、多くのビジネスでは、

「だいたいで素早く行動する」ことが大切。


完全な計画を立てることは不可能、と考えたい。


時間がかかれば、環境は変化し、計画を変更する必要が出てくる。


よって、いつまでたっても完璧な計画は立てられない。


さらに、現実に行動してみると、計画どおりに進まないことも多い。


重要なのは仕事を進めること、そして、まずやってみることにつきる。


企業研修等でよく見かけるのは、

頭でっかちな人で、なかなか前に進めない人。


一方で、考える前に行動していく人は、成果が出る。


できる人の多くは、じっくり考えるよりも、

まずやってみることの方がはるかに成果は生まれる、と言う。


もちろん失敗も出てくるが、失敗を責めるのではなく、

プラスになった部分に目を向け、さらに前進することが大事。

企業研修などで全国をまわり、

多くの人に会うが、口ぐせ1つでその人の内面が見えてくる。


明るい言葉を使うことの重要性は大半の人がわかっている。


しかし、うまくできないことも多い。


口ぐせの特徴は、自分ではわからないこと。


もし気になっていれば、周囲の人に聞いてみることが大切。


遠慮なく言ってもらうこと。


マイナスな自分の面をあえて教えてもらうことで、

自分のくせを直すきっかけができる。


発する言葉や口ぐせは、

「普段、どういう心の姿勢を持っているか」に大きく左右される。


よって、創造的な明るい言葉を

意識的にどんどん発し続けることは、自分自身を創造的で、

明るい方向に高めていくことになる。


仕事の時だけでなく、毎日の生活から意識したい。


また、自分の思いどおりにならない時も、

あえてよい言葉を口にすることが非常に大切である。


常に自分を変化、成長させる努力をしているだろうか。


リーダーや上司は部下に対し、

どんな時にも前向きで明るい言葉を発したい。