上司のための、「人が成長する」マネジメント法 -12ページ目

上司のための、「人が成長する」マネジメント法

部下を一人でも持っている方。
自ら考えて行動できる部下の育て方を学んでみませんか?
組織をつくる、人を育てるマネジメントの方法を、
企業向けにアドバイス、コンサルティングしている専門家のショートエッセンスをお届けします。

現代生活には情報があふれかえっている。


テレビに新聞、雑誌、広告、インターネットなどから、

さまざまな情報が日々発信される。


何を有効な情報にすればいいのか。


実際のところ、何を信じていいのかわからない

というのが現状ではないか。


氾濫した情報から、自分が求める情報を見つけるのはひと苦労。


また情報は増えることがあっても、減ることはない。


そこで、情報収集を効率化する必要がある。


効率化するポイントは、ルールを決めること。


例えば、パソコンのフォルダーを整理する。


ファイル名の前に作成年月日をつけるだけでも、

フォルダー内を序列化する際に、古い履歴から

新しい履歴に整列させられ、削除や整理にもとても便利。


また、新聞や雑誌についても工夫が必要。


気になる記事があった場合は、一例として

PDF化してフォルダーに保存しておく。


他の方法としては、気になる記事をブログなどに記載し、

コメントすることで情報が整理できる。


自分に合った方法を見つけ、必要な情報はしっかり収集したい。

会社の社訓や営業成績など、

目に見える工夫をしているだろうか。


これを防止するには、視覚に訴える必要がある。


その結果、見るものについての意識も変わる。


保険代理店などで、営業マン各個人の

売上数字をグラフ化し、競争意識をあおるのも1つの方法。


営業部の空間に足を踏み入れたら、このグラフが目に焼きつく。


意図的に競争心をあおるとともに、数字に対する意識づけを行う。


また同様に、別の企業では

社長の想いを社是や社訓として、文面で掲げる。


企業の方針が常に目に見えるところに

あれば、方針が無意識に頭に入る。


さらに組織図も、明確に表現する必要がある。


つまり、命令系統の「見える化」ができているかによって、

社内での自分の立ち位置が明確に「見える」かどうか決まる。


就業規則の設定やチェックシートの場合も同じ。


目に見えているからこそ、理解ができる。


理解できるから、各個人の行動も変化していく。

企業の方と話をすると、たまにこんな話が出る。


社長や上司から見て、売上は上げられないが、

経費ばかりかかる、思わず「ため息」の出る部下の存在


このまま放置していては、企業のために

ならないのはもちろん、本人のためにもならない。


ではどのように教育していくか。


ポイントは日々の指導。


何か不都合が起こった瞬間に、

1つ1つ注意することを心がけたい。


行動に対しての注意であれば、事実が客観的になる。


また、その動きに対する指摘ならば、

注意する側の感情的な動きが少ないのも事実。


そして、指摘される側も

行動についてのため、納得感が違うはず。


さらに、行動に対して「良し悪し」の判断をし、

良いときにはほめてあげること。


長所を伸ばすことで自信もつく。


その自信がつけば、自分の意見を主張できるように。


仕事のモチベーションも変わり、

自分の状況、仕事も次第に変化していき、

最後には周りの評価も変わってくる。


日々の指導の、良い流れをつくることが大事。

仕事の現場では、実際にいろいろ工夫し、

最適なルール化を行っていく必要が多々ある。


その際に役立つのが作業手順、つまり行動マニュアル。


ここで敬遠する人もいるが、マニュアルは

基礎を教えるために大事な教科書と考えたい。


教科書をマスターすれば、基礎問題が確実に解け、

応用問題も自分で解けるようになる。


例えば、スターバックスコーヒーのスタッフの

接客はいきいきとしている、と周りでも評価は高い。


それはなぜだろうか。


おそらく、行動の部分を全員がきちんとおさえ、

考え方のマニュアルを各店舗に提供し、徹底しているから。


基本をおさえ、行動マニュアルで仕事を覚えていく。


加えて、現場では「お客様をもてなす心」を第一に、

基礎をベースに「その瞬間」1つ1つを考えて行動する。


行動マニュアルは、基本となる

同一の品質やサービスを生み出す。


考え方の基礎を新人もベテランも

把握できれば、応用するのは容易。


新人も行動の基礎を押さえ、

考え方さえ間違えなければ一人前へと導ける。

世の中はさまざまな約束事で成り立っている。


その約束事を守らない人は、

決して1人前の社会人としては認められない。


どんな小さな約束であれ、しっかり守っていく。


上司が部下に仕事を任す際、

最も大切にすることの1つは安心感。


いい成果を上げることも大事だが、まず誠実に

取り組んでくれるはず、という信頼から生まれる安心感。


この根本は、日々の約束の積み重ね。


約束を守れない人を信頼するわけにはいかない。


1人ひとりが約束事を守らなければ、職場は崩れてしまう。


例えば、会議が10時の約束なのに、部下の1人が、

たとえ重要な役目でなくても10時に来なければどうなるか。


その場は1人の遅刻のために

どこか歯車が狂い、台無しになってしまうことが多い。


友達同士であれば、多少の遅刻も許されるかもしれない。


仕事の場合は大きな迷惑になる。


約束を守ることが大切だと誰もが

知っているが、言うは易く行うは難し。


それを実行する、実行し続ける

大切さを知りながら、1日1日を過ごしているか。