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上司のための、「人が成長する」マネジメント法

部下を一人でも持っている方。
自ら考えて行動できる部下の育て方を学んでみませんか?
組織をつくる、人を育てるマネジメントの方法を、
企業向けにアドバイス、コンサルティングしている専門家のショートエッセンスをお届けします。

ビジネスの本質は、ミッションや

ビジョンに基づいて数字を達成すること。


リーダーや経営の上層部に行けば行くほど、

この本質に直面せざるを得ない。


だが、会社の数字を把握していても、

ときどき本質を見失うことがある。


ビジネスには競争が必要。


他社との競争も、自社の現在との競争も大事。


しかし、それが人間性を失うようなものであってはならない。


このジレンマに悩む上司やリーダーは多く、

ときとして自分のチームをぬるま湯体質にしてしまう。


職場の雰囲気を悪くすることなく、

社員に数字を厳しく認識してもらうこと。


また、組織にありながらも、

個人プレーではなく、それぞれが役割を認識し、

自発的に行動しなければ、会社の生き残りも厳しい。


この時代、短期間でしか行動計画を立てられない

上司やリーダーは、チームをゴールに導くことができない。


上に立つ人が長期の視点でビジネスを

考えることができたとき、マネジメントも変わり、

チームは自発的に動き、活性化していく。

日々生活していると、さまざまな問題が起きる。


仕事や家庭など、歯車が狂い、

どこかでうまくいかないときは、

総じてネガティブな流れになっていくもの。


仕事で思うような成果が出ない、

社内や顧客との人間関係のトラブル、

夫婦間・親子間の家庭問題のあつれき、

思わぬ病気やケガ、経済的な問題など、

人は何かしら悩みを抱えて生きているもの。


当然であるが、起きた物事は元には戻せない。


大切なのは、それに対して自分が

どう意味づけをするのか、その上でどう行動するか。


マイナスの要素しか見当たらない出来事は、

本当にプラスの要素がないか、よく点検してみるのも大事。


できる人は、よい出来事だけが続いているのではなく、

誰もが同じようによくないと思える出来事も起きている。


違うのは、その現実に打ちのめされるのではなく、

現実を丸ごと受け入れ、何ができるのかすぐに自問し、

行動分析し、問題・課題を見つけ、

解決や克服のための行動を迅速に起こせているかどうか。

人は常に、頭の中で無意識に思考している。


「昨日のあれはどうなったか」

「これからどうしようか」「明日は天気かな」など。


その多くは、心配事や将来に対する不安、

過去の後悔など、実はネガティブな傾向が強い。


取り越し苦労、という言葉がある。


多くの人に心当たりがあるだろう。


「明日のプレゼンで失敗するのではないか」

「取引先が約束を破ったらどうしよう」

など、思考は将来への不安が先に出てしまう


また「きっと上司は私のことが嫌いだ」などと

心が作り上げた仮想を、あたかも現実のようにとらえる。


自分勝手なその認知によって、

マイナスの言葉・思考に支配されがち。


では、反対にポジティブシンキング

がいいかと言えば、そう単純ではない。


思考を無理にポジティブに持っていこうとしても、

今度は「そうせねばならない」という状況に陥りやすく、

少しでもネガティブな考えが浮かぶと、

今度は「消そう、消そう」という思考にとらわれてしまう。


現実をそのまま受け入れていく柔軟さが大切。

全国で企業対象の研修を行っていると、

仕事が楽しい、という人に出会う一方で、

つまらない、という声もよく聞く。


おすすめは、自分が会社の主役になって行動すること。


現在の仕事は、単に給料をもらって働く

会社員ではなく、それを自分が事業として行い、

その事業によって報酬を得ている、そう解釈してみる。


当然、見合う行動が大事になる。


自分の創意工夫を次々に打ち出し、

取引先のみならず、同僚や部長であれ、それを売り込む。


例えば、社内でも「これは非常にいい品で、

あなたのためになります」とアピールする。


「必ず役に立ちますから」という態度で、真心を持って。


「では一回、使ってみようか」となり、

創意が採用され、自分の立場はどんどん発展していく。


その発展はやがて、社内全体に影響を及ぼす。


そして会社を通じ、大きく社会全体に広がる。


もしそんな状況になれば、

仕事への苦痛よりも、主役として働く喜びや

自分の成長していく姿に、充実感が出るのではないか。

今の立場や業務から、一歩先に進みたい人へ。


経営者の立場で考え行動する、という話は聞いたことあるはず。


もし今日、突然経営者になったら、

今の仕事の範囲だけで仕事を済ませることはできないだろう。


例えば、自分が新しいラーメン屋の店主とする。


自ら進んでラーメンを売る心がけや行動が大事になる。


さまざまな方法で来店を呼びかける必要もあるだろう。


また、今日のスープの味がどうであるか、

自ら食べ、味わい、試行錯誤もする。


初日オープン後、最初のお客さんが来た時、ラーメンを渡し、
第一に発する言葉は「お味はいかがですか」だろう。


自分はこの味でいいと思うが、

お客さんはどう感じているか、これは当然聞きたい。


自分の商売、仕事に熱心であるならば、

提供した相手がどう判定してくれるのかを聞きたくなるはず。


そして「今日の味はうまいよ」とお客さんから

言ってもらえることで、初めて安心感が生まれる。


第一歩として、その一連の視点や行動が大事ではないか。