遠藤です！
BBQでもしたいな～(-.-;)y-~~~
なんて考えていたんです。
それで色々考えて、気付いた事がありました。
震災から2年経ちますが、被災地に住んでいながら、俺は一度もボランティアをした事がありません。
勿論、いい人ぶる訳じゃありませんが、友人の家を片付けに行ったり、お世話になってた店の片付けなどはしました。
ただ、見ず知らずの人の為に動いたことは無かったって事です。
俺は震災で親族を亡くした訳でも無く、家は一階が冠水して一階の物全て失いましたが、今はなに不自由無く過ごせています。
だから俺よりも被害に合った人達の苦労や悲しみが分からない俺は、自分をただの偽善者だと感じていました。
ボランティアをしてる人達は、少しでも誰かの役にと、考えて行動できる事を俺は凄く立派だと思ってます。
俺は、そんな気にすらなれずにいました。
でも今日、心からやろうと決めた事がありました。
去年、「海に行きたい！」と言うと嫌がる人がいました。
引っ張られるとか、亡くなった人が沢山いたから怖いと言うのです。
俺も正直、夜の海は怖いし、海で楽しむのも気が引けますが
こんな事は言っちゃいけないと思う訳です。
仮にもし、俺の大切な人が海で亡くなっていたら。
俺は例え幽霊だとしても、一目会いたいと思う。
「愛していた」
そう言いたいと思う
だから俺は「引っ張られる」とか、「亡くなった人が沢山いるから怖い」なんて絶対言わないし、気にしないように努力してます。
勝手な解釈ですが、大切な人を失った人に失礼だと思うからです。
そしてもう一つ思った事があります。
昔のように海で泳げるようになるには
5年、10年かかると言われてます。
今年もどこかの海水浴場が海開きをしたとしても、泳ぐ人はほんの僅かな人だけだと思います。
そして私事ですが、最近めでたい事に同級生やら、知人に子供が生まれたことや、結婚したなどFacebook等で知る機会が増えました(^_^)
私はまだ未婚ですが…
と言うより相手もいませんが…
もし我が子が生まれたら、海を見せたいし、海水浴だってさせたいと思った訳です。
ご承知のとうり石巻の長浜海水浴場はきったねぇ～海ですが
俺にとっては、〝綺麗な思い出〟のある海です。
中学の頃は、友人と自転車で泳ぎにいったり
高校の時は、夜の海で初めて会った女性に恋をしたり
社会人になった時は、朝まで車で話したり、バカ三人で2月に寒中水泳してみたりとか、「石巻の花火師」とか訳わからないミニ花火大会したり
色んな思い出のある場所です。
そんな思い出のある場所に、我が子に「海に行くな」とは言いたくない訳です。
そして、こんな青春を味わえない若者を、かわいそうに思いました。
今の若者達が〝海での思い出〟を作れるのはいつになるんでしょうか？
汚染の問題、砂浜の問題など色々ありますが、きっと1番重要なのは
〝心の問題〟だと思う訳です。
だから私は考えました。
4月から７月の海開きまで、海水浴場の瓦礫の片付けや、ゴミ拾いをしに行こうと決めました。
瓦礫の片付けや、ゴミ拾いをしたからといって、泳げるようになる訳でも無いし、自然と汚なくなるし意味なんて無いです。
ただの心のリハビリです。
震災があってから周りの人が言いました
「仕方なかったんだよ。私だけじゃないし、君だけじゃない」
俺もそう自分に言い聞かせていました。
あまりにも大きな悲しみと、苦しみに
何もできない
何もしない自分の不甲斐なさに言い訳して
そんな自分に苛立ちすら感じ
心の奥底で震災
そして
津波を憎んでいたんだと思います。
しかし
かりゆし58さんの「ウージの唄」を聴いてこの歌詞に自然と涙しました。
〝憎むより愛せ〟
この言葉に涙を堪えきれませんでした。
海と山、四季折々を目でみて、肌で感じられる宮城県を
我が故郷
石巻を！
何百年、何千年後、また震災が起きようと！！
〝憎むより愛せ〟
そう伝えて生きたいと思いました！！
海を綺麗にすることが、故郷の海を愛することかは分かりませんが、今一度触れてみようと思いました！！
だから作ります！
「ウージの会」
共感できた人はきてください。
私1人ではなにも変わりません、皆さんの協力が必要です。
俺からは誘いません。
なにか違うような気がするので、〝自分の意思〟できて頂きたいです。
東北各地の海水浴場で、広まればいいなと思ってます。
俺1人でもやります。
少しの可能性を信じて
未来の為に。
第一回 「ウージの会」(石巻)
日程
4月13日土曜日
時間
開始11時～14時終了
場所
長浜海水浴場
内容
海見ながら適当にゴミ拾う、瓦礫片付け。
弁当持参でお願いします。なんもでません…
※注意事項
雨天時、悪天候の場合延期します。
自己判断でお願いします
ーーーー
最後に楽器も弾けないし、歌も作れませんが、想いは書けます。
「ウージの唄」の変え歌ですが、作りました。
ブログ「東北の唄」を見てください。
そして「ウージの唄」を聴いて下さい。
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