ドイツに在住中に日本の輸入業者の登録をするには?
ドイツに在住しながら、自分自身で日本の輸入者登録を行う場合の手続きを以下に詳しく説明します。
1. 必要書類の準備
基本的な必要書類
- 輸入者コード申請書:輸入者コードを取得するための申請書。
- 事業主登録の進行中証明:ドイツでの事業主登録が進行中であることを示す書類(申請受付証明書や進行状況を示す書類)。
- 納税証明書:納税証明書がまだ発行されていない場合、その代替として税務署からの申請状況を示す書類。
- 身分証明書:有効なパスポートのコピー。
2. 税関への申請手続き
税関への連絡
- 事前相談:日本の税関に事前に連絡を取り、現在の状況を説明し、どのような書類が必要か具体的に確認します。
税関への書類提出
- 書類の送付:日本の税関に必要な書類を郵送またはオンラインで提出します。日本の税関のウェブサイトで具体的な提出方法を確認します。
- 確認とフォローアップ:書類が受理された後、税関からの確認連絡を待ちます。追加書類の要求がある場合、速やかに対応します。
3. 輸入者コードの取得
書類審査
- 税関での審査:提出した書類が税関で審査され、問題がなければ輸入者コードが発行されます。
登録完了
- 輸入者コードの通知:輸入者コードが発行されると、登録が完了し、通知が送付されます。
4. 商品の輸入手続き
通関手続き
- 輸入申告書の作成:商品が日本に到着した際、税関に輸入申告書を提出します。
- インボイスとパッキングリストの提出:商品価値を示すインボイスと、梱包内容を示すパッキングリストを用意します。
- 関税・消費税の支払い:税関で関税と消費税を支払います。
商品検査と通関
- 必要に応じた検査:税関で必要に応じて商品検査が行われます。
- 通関完了:検査が完了し、通関手続きが完了します。
5. その他の注意点
法規制の確認
- 輸入規制品目:輸入する商品が日本の法規制に触れないかを事前に確認します。特定の物品(食品、医薬品、化学物質など)は厳しい規制があります。
コミュニケーション
- 税関との連絡:必要に応じて税関に問い合わせを行い、手続きの進捗状況や追加情報について確認します。
日本の税関連絡先と情報
- 日本関税協会(Japan Customs): https://www.customs.go.jp/
- 問い合わせ先:日本の税関事務所に直接連絡を取ると、具体的なアドバイスを受けられます。
これらの手続きを適切に行うことで、ドイツ在住中に、自分自身で日本への商業目的の輸入手続きを完了することができます。事前準備をしっかり行い、必要な書類を整え、スムーズに手続きを進めてください。