これも海外暮らしあるあるだと思うのですが、「ああ、幸せ✨」って思う瞬間と、「もうやだ」って思う瞬間が、入れ替わり立ち替わりやってくる。


昨夜は夜中の3:00ごろ目が覚めたのですが、なぜかというと蚊にさされたから!


33度を超えるというのに、冷房がない我が家。


そしてこちらの生活で私が耐え難いのは、網戸がないこと!


暑いから窓を開け放していると、いろんな虫が入ってきて、虫嫌いの私にはすごい苦痛あせる


蜂も普通に入ってくるし、ヨーロッパって異様にハエが多くて、大きくてうるさいのが、超高速で飛んできたりするんです真顔


なんとか網戸を取り付けられないか、色々探しているんですが、そうこうするうちに窓開け放し&虫シーズンも終わるので、毎年何もしないまま時間が過ぎ去っていく……。


こちらでは滅多に蚊に刺されませんが、刺されるとすっごい痒い!


日本から持ってきたムヒアルファEXを何度も塗り、これまた日本から持ってきた部屋に一回スプレーするだけの蚊よけをプシュプシュやり、なんとか再び寝ることができました。


こういうとき、あーもうやだ、この生活って思います。


何が嫌って、虫が全然気にならない、窓を開けっぱなしでも平気という、価値観の合わない人々(代表:夫)の国に暮らしているんだなという絶望感真顔


そして、日本に帰省する前に、お土産を買ったり、図書館で必要な資料を全て入手してから旅立ちたいのに、日曜は図書館もお店もやっていないという苛立ち。


あと数日で出発で、やらなくちゃいけないことを毎日効率的に済まさないといけないのに、1日全く何もできない日があるという理不尽。


そして、それを理不尽だと感じるのは少数派だという、異邦人感。


この「価値観の相違」って夫婦の不仲の理由によく使われますが、暮らしてる場所にも応用できそうです。


そんなわけで、猛暑の中、土曜日はパワーショッピング。


そして大学図書館と市立図書館はまた別日にこなして。


でも美しい大学に入るたびに、「やっぱり素敵」って魅了されてしまうんですよね


価値観は合わないけど、西洋人女性の美しさに惑わされて別れられない東洋人男性みたいな気分爆笑


市庁舎の前では毎年恒例のフィルムフェスティバルの準備中。


たくさんの屋台が出て、音楽関係の映画が見られる楽しいイベント。


ウィーン市報にも案内が出ていましたが、30年以上続く伝統あるイベントです。


トラム乗り場で見かけたオペラ座を宣伝するラッピング車両。


大学の階段ホール


今、卒業式典の時期みたいで、証書を持った人たちをよく見かけます。


大学の式典ホールで卒業をお祝いしませんか?みたいな宣伝も学内のあちこちで見かける。


そのせいか、いつもしまっているホールのドアが開いていて、さすがに中は覗きませんでしたが、入り口だけちらっと写真を。


学内のガイドツアーに参加したら中も見られるのかな?


私ももっとドイツ語ができたら、ウィーン大で勉強してみたかったなぁ(単なるミーハーな動機指差し)。


子供たちはぜひ歴史あるウィーン大で学んで欲しいなって思いますが、贅沢にも住んでいるとあまり憧れないらしく、他の国の大学に行きたがって困る悲しい


この日も本当に暑くて、閲覧室は飲料の持ち込み禁止なので(国立図書館は透明なボトルに入れた水なら持込めます)、自販機に行ったら、全て故障〜!


仕方なく、Audi Maxという講堂前の売店で買ったら、なんと2.80ユーロもした!


大学の売店なのに、街のスーパーの倍以上の値段!


学生証があったら割引とかあったのかな……悲しい


Audi Maxへの道案内


この講堂は、20年以上前、ウィーン大の語学センターのドイツ語夏期講習を受講したら、開校式か閉校式を講堂で開いてくれて、楽しかった思い出飛び出すハート


やっぱり若い時の方が、友達も作りやすいし、海外生活ももっと楽しかった気がする。


海外に住むなら、もう若い時からずっと住み続けるのが、一番暮らしやすいかもなぁ。


そんな思い出に浸りながら、一回も行ったことないけど、ショップも外からちらっと眺めて。


今度ショップにも行ってみよう!(リング通りから小道を通ってすぐアクセスできます)


飲み物を求めて学内をフラフラして楽しかった爆笑


若いうちに色々経験しておくのは、本当に人生経験としてかけがえがなかったなと、色々とやらせてくれた両親に改めて感謝キラキラ


日本満喫中の上の子も、今週末は新幹線で上京して、私の実家に滞在中。


ちょくちょくiPhoneの位置情報で居場所をチェックしていますが、渋谷の宮下パークにいたり、母が頑張ってお付き合いしてくれてるっぽい泣き笑い


9月には進級をかけた全科目試験(体育も含めて)があり、日程もすでに告知されていて、上の子の夢の生活もあと残りわずか。


前にも書きましたが、日本に1セメスター留学すると、日本はトリメスター(3学期)制なので、留学としてカウントしてもらえる海外での在籍日数が足りなくなってしまうんです。


それが原因で日本留学を諦める子もいますし、1年行く子も多い。


1年行っていたら試験なしで進級できるのに、1学期だと試験を受けないといけないって、謎のルールですよね。


現に、イギリスやフランスに1セメスター留学した子は、上の子よりもウィーンの学校の出席日数は少ないのに、無試験で進級できます。


より長くウィーンの学校に出席しているのに、日本とヨーロッパの学校の制度が違うことから、うちの子だけ試験を受けないといけないことに納得がいかない夫(意外にも私よりモンペ気質)。


「これは憲法上、明確な根拠がないと思う。会社の弁護士に聞いてみる。裁判も起こせるかも」


とか言っていてあせる


私はなんの疑問も持たず、試験日程に同意しましたという学校からの書類にサインしたのですが、夫は「これはまだ出さないで」ってモンペを炸裂させています。


もちろん、本当に学校と争ったり裁判をするつもりはなく、単純にこのルールのせいでヨーロッパ以外の国に留学しづらくなることがおかしい(差別的だ)と思っていて、好奇心から法的根拠を確認したいみたい。


でも夫が本当に行動を起こして(やらないとは思うけど)、オーストリアの子たちがもっと日本に短期留学しやすくなったらいいなとは思います。


時々、街で偶然上の子のお友達に会ったりすると、「今日ちょうどメッセージしたよ!」とか言ってくれたり、親としてはお友達が帰りを待っていてくれるのが嬉しい飛び出すハート


とっても良くしてくださったホストファミリーや学校の先生やお友達とのお別れは辛いと思いますが、ウィーンでの生活もまた楽しんで欲しいなと思います。