退院から5日後には職場復帰してしまったワタクシ。しかし頭脳はハッキリしっかりしているものの左手の使えなさ具合が思った以上に大変だった。パソコンの入力は右手のみ。左手はシフトキーを押す事も難しくなっていた。でも実際に仕事をするとパソコン操作よりも資料などの紙をまとめる事が一番嫌だった。ペーパーレス時代とはいうものの請求書などは今も書面によるものが多いのであった。こうしてまた経理処理の期日勝負に入ってしまった。退院したてという事もありまずずっとデスクに向かっているだけでも午後には疲れてくる。その上早く処理を終えなくてはというプレッシャーもあり夕方にはクタクタだった。しかし終わらないからすでに連日22時まで残業していた。このあたりからじぶんのメンタルがおかしくなってきていた。励まされるほど涙目になったり弱気になっていた。身体も息苦しさを感じる事があった。この頃初めて退職という言葉があたまをよぎり夫や担当者に相談していた。そうこうしているうちになんとか月初の処理が終わり息苦しさが強くなってきたので、休みをもらって受診することを決めた。実はワタクシ初めての脳梗塞の翌年に肺塞栓症になっていた。そこでこの息苦しさと動悸は肺塞栓症の再発ではと思って病院に向かう電車に乗った。