世界遺産 放浪記

はじめての方は→「はじめに」


文化遺産 「記念碑」「建築物群」「遺跡」で,以下の登録基準を一つ以上満たす


i) 人間の創造的才能を表す傑作であること
ii) ある期間,あるいは世界のある文化圏において,建築物,技術,記念碑,都市計画,景観設計の発展に大きな影響を与えた人間的価値の交流を示していること
iii) 現存する,あるいはすでに消滅してしまった文化的伝統や文明に関する独特な,あるいは稀な証拠を示していること
iv) 人類の歴史の重要な段階を物語る建築様式,あるいは建築的または技術的な集合体,あるいは景観に関するすぐれた見本であること
v) ある文化(または複数の文化)を特徴づけるような人類の伝統的集落や土地利用の顕著な見本であり,また,特に抗しきれない歴史の流れによってその存続が危うくなっているもの
vi) 顕著で普遍的な価値を持つ出来事,生きた伝統,思想,信仰,芸術的作品,あるいは文学的作品と直接または実質的関連があること


自然遺産 世界遺産条約で定義されている自然遺産で,以下の登録基準を一つ以上満たす
vii) 生命進化の記録,地形形成における重要な進行しつつある地質学的過程,あるいは重要な地形学的,あるいは自然地理学的要素を含む,地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な例であること
viii) 陸上,淡水域,沿岸・海洋生態系,動・植物群集の進化や発展において,重要な進行しつつある生態学的・生物学的過程を代表する顕著な例であること
ix) ひときわすぐれた自然美および美的要素をもった自然現象,あるいは地域を含むこと
x) 学術上,あるいは保全上の観点から見て,顕著で普遍的な価値をもつ,絶滅のおそれのある種を含む,野生状態における生物の多様性の保全にとって,最も重要な自然の生息・生育地を含むこと

正しい情報はユネスコのHPでご確認下さい





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旅記録・ハンガリー編 (ブダペスト)

【期間】

  2008年10月24日(金)~26日(日) 2泊2日



【ルート】

  Stuttgart (ドイツ)
    |

    | Germanwings (1時間,280ユーロ/人)
    ↓
  Budapest (ブダペスト/ハンガリー)
    | ブダペスト2泊
    |
    | ブダペスト観光 【ドナウ河岸,ブダ城地区及びアンドラーシ通りを含むブダペスト】
    | 
    | Germanwings (1時間)

    ↓
 Stuttgart着



【観光情報】

 ブダペスト

  ・プラハと並び,キレイな街並みと評判のブダペスト。「ドナウの真珠」とも言われるその街並みは,
   やっぱり
ドナウ河と石造りの調和がキレイでした。

  ・空港からはミニバスがあり,ホテル名を言うと直接ホテルまで送ってくれます。
  ・Pick-upも宿泊したホテル以外でも可能です。
  ・ガイドブックに載っていたInformationは閉鎖されていたりして,最新情報が得にくかったです。
  ・観光の見どころはたくさん。まずはツアーガイドバスで市内を1周してみては。
   日本語のガイドもあり,観光のポイントを絞り込むのに役立ちました。
  ・観光のメインはブダ地区の丘の上にある王宮。全て見て回るのには半日はかかるでしょう。
  ・丘の上から眺めるブダペストの街もキレイでした。
  ・温泉が有名ですが,時間がなく入る余裕がありませんでした。残念。
  ・ただし,ヨーロッパの温泉は日本の温泉よりもぬるく,大抵が35-38度くらいのお湯です。
   また,水着着用のところが多いので,水着を忘れないように。
  ・通貨はハンガリーフォリント(HUF)。1円=約2.5HUFくらいで,物価は安いです。
   (ハンガリー フォリント の為替レート )


【ホテル】

  Carmen Hotel Budapest ★★★ (ブダペスト)

  Hotelclub.netで予約。24Euro/泊(朝食込)。

  中心街からは結構遠く,地下鉄とバスを乗り継いでいく必要があります。
  ただ,英雄広場やその隣,セーチェニ温泉のある市民公園には歩いていけなくはない距離。
  10部屋ほどで,家族経営的な雰囲気のいいホテルでした。
  が私はここで,トラブル発生。
  シャワーの排水が悪く,部屋やろうかにまで水が漏れてしまいました。
  クリーニング代を払えと言われましたが,設備の問題なので,払いませんでしたが。



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レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会

1980年登録,文化遺産

登録範囲:

ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

登録理由:

(i)
(ii)
英語の資料がなく(仏語のみ),詳細不明です。               

レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」があ

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会


以前に大ブームを巻き起こした「ダ・ヴィンチ・コード」。私も小説を読み,パリの街を歩き回りました。
そして,やっと対面した「最期の晩餐」。
予約制で人数・時間制限があり,辿り着くまでは面倒でしたが,実際にそれを目にすると,少人数で落ち着いて見れたのでよかったと思いました。
ダ・ヴィンチが遅筆のため,短期間で仕上げなければならないフレスコ画ではなく,油絵で描かれた壁画。そのために劣化が激しく,もったいない限りです。
実際にその絵を見ると,想像していたより大きく,劣化が激しいわりに結構鮮明で驚きました。彼の技術的な検証は多くされていますが,そこにこめられた「謎」は今後も明らかになることはないのでしょう。そう思ってみると,芸術作品なのか,それとも預言書や重大なメッセージなのか,ホントに不思議な気分になりました。
絵に関する詳細の解説はWikipedia を参照ください。


行き方:ミラノの市街地にあります。ミラノへは日本・ヨーロッパやイタリア各地から飛行機でも行けますし,イタリア各地から電車でも来れます。


その他

「最期の晩餐」の予約については別記事:旅記録・イタリア編 (ミラノ) を参照ください



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ジェノヴァ:レ・ストラーデ・ヌオーヴェ とパラッツィ・デイ・ロッリ制度

2006年登録,文化遺産

登録範囲:

バルビ通りの一部でカイロ―リ通りともつながっているガリバルディ通り(Strade Nuove/新しい道)とロメッリーニ通り&サンルッカ通りの2つの相互関係のある大通りにある主要な建物を含むコアゾーン(15.81ha)とジェノヴァの歴史地区全体を含む緩衝地帯(113ha)からなる

登録理由:

(ii) Strade Nuove(ガリバルディ通り)とそこに建つ宮殿のアンサンブルは16-17世紀における建築と都市計画の発展を示す価値の重要な交換を示しています。当時の建築の専門書を通じて,これらの例はジェノヴァのStrade Nuove(新しい道)と後期ルネッサンス様式の宮殿がヨーロッパのマニエリスムとバロック建築の発展における重要なランドマークとなったことを公にしました。

世界遺産 放浪記-ジェノヴァ:レ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラ

ガルバルディ通り

(iv) ジェノヴァのStrade Nuove(新しい道)のアンサンブルは建築学上,高い価値をもつ貴族の宮殿から構成される都市的アンサンブルの目立った例であり,16-17世紀にその最盛期にあった商業都市ジェノヴァの経済と政治をはっきりと示しています。このプロジェクトは新しく革新的な時代の主潮を提案し,"ジェノヴァ人の世紀"(siglo de los Genoveses,1563-1640)を象徴しています。1576年にジェノヴァ共和国は貴賓の公式な宿泊先としてもっとも目立つ宮殿が分かるようなRolliのリストを法で制定しました。

このジェノヴァのパラッツィ・デイ・ロッリという制度は面白い。
世界から訪れる来賓用迎賓館が必要になったので,厳選された富裕貴族層が建てた豪華な館・大邸宅を国家の来賓の宿泊先として法で制定したのです。政府側としてはお金をかけずに立派な宿泊先が確保できるのですが,貴族側としては,それに選ばれるという栄誉が得られ,双方にとってメリットのある制度だったようです。
貴族はこぞって豪華な館・邸宅を新道(Strade Nuove)と呼ばれる通りに建て,現在のガリバルディ通りVia Garibaldiにはたくさんの豪邸が並んでいます。それらのいくつかはいまでも美術館や市庁舎、銀行・店舗などとして現役です。
ヨーロッパにはたくさんの城や宮殿があります。これらは大抵,郊外にあり,どーんと建っています。
しかしコチラは街の中心にあり,たくさんの豪邸が都市計画に準じてそれぞれの個性を発揮しつつも全体としてもバランスを保っている,というのは一見の価値あり,だと思います。しかもそれが,日本でいうと戦国時代や関が原の合戦の頃に建てられたのだから,驚きです。


行き方:ミラノから電車で行きました。1時間30分ほど。イタリア各地から電車でアクセスできますし,空港もあるので,飛行機でも来れます。




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旅記録・イタリア編 (ミラノ)

【期間】

  2008年10月17日(金)~19日(日) 2泊2日



【ルート】

  Stuttgart (ドイツ)
    |

    | Lufthansa (1時間,242ユーロ/人)
    ↓
  Milan (ミラノ/イタリア)
    | ミラノ2泊
    |
    | ジェノバ観光 【ジェノヴァ:レ・ストラーデ・ヌオーヴェ とパラッツィ・デイ・ロッリ制度】
    | ミラノ観光 【レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・
    |         グラツィエ教会とドメニコ会修道院】
    | 
    | Lufthansa (1時間)

    ↓
 Stuttgart着



【観光情報】

 ジェノバ

  ・ジェノバには鉄道駅が2つある。
  ・西側の鉄道駅はジェノバ・ピアッツァ・プリンチペ駅(Genova Piazza Principe)。
   →ミラノからの電車はコチラに着く。駅にInformationあり。
  ・東側の鉄道駅はジェノバ・ブリーニョレ駅(Genova Brignole)。
   →ピサなどからはコチラに着くらしい。街の中心部にはコチラの方が近い。
  ・2つの鉄道駅は,唯一の地下鉄で結ばれている。
  ・その他,ケーブルカーなどもあり,丘の上に登ることも出来る。

  ・街は小さく,歩いて回れる程度。
  ・ピアッツァ・プリンチペ駅最寄の地下鉄の駅は,プリンチペ駅の裏側,徒歩2-3分。


 ミラノ

  ・「最期の晩餐」の見学は予約制で1回25人限定で15分間のみの鑑賞。
  ・インターネットでもコチラ で予約可能(案内は日本語,予約画面は英語とイタリア語のみ)。
  ・しかし,いろんな人のブログとかを見る限り,電話で予約した方が確実のようです。
  ・Informationは大聖堂前の広場にありました。他にもあるようですが,詳細は分かりません。


【ホテル】

  New York Hotel Milan ★★★ (ロンドン)

  Hotelclub.netで予約。50Euro/泊(朝食込)。

  ミラノ中央駅の目の前,徒歩2分くらい。
  朝食はパンとハム・チーズ・ゆで卵といったシンプルなビュッフェ。



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河港都市グリニッジ


1997年登録,文化遺産

登録範囲:

ロンドン東部,テムズ川の南河畔一帯。総面積約73万km2のグリニッジ・パークを含む

登録理由:

(i)
(ii)
(iv)
(vi)
グリニッジの公的・私的建造物群と王立公園は,ヨーロッパ建築の発展の重要な一段階を示している。またグリニッジでは自然と文化を協和的にまとめ上げる景観の創造が試みられ,ここに形成された優れた集合体は,高い価値を有する人類の芸術的・学術的努力の証拠となっている。

河港都市グリニッジ

子午線


誰もが聞いたことはあれど,見たこともなければイメージも沸かないグリニッジ天文台。
そして赤道ほど有名ではない子午線(子午線って言われてパッと何か分かりますか?)。
私も世界遺産でなければ訪れなかったかもしれない場所です。
そして登録理由を見ると,建築や自然と文化の景観などが取り上げられ,時間の概念やそれが世界的に統一されたいきさつ等々は世界遺産にあまり関係なさそうでした。
で,街は?といえば,変哲もない,ごくありふれたヨーロッパ・イギリスの街並みでした…。

もし時間がたっぷりあり,City Mapやガイドに様々な解説が載っていて,それを元に街歩きをしたら,また印象も違うのでしょうが,石造りの家が立ち並び,大きな公園は芝生が整備され,並木がキレイというだけで…。特にこれ!といったものがありませんでした。
訪れたけど遺産がほぼ崩壊してて?と思ったことはあれど,残念ながらここグリニッジでは,世界遺産という活動や歴史に??と思ってしまいました。
子午線も,赤道や国境のように,何かを分けているわけではないので,線をまたいで「右足は○○で左足は××」のようなこともありませんしね。って一応,家族全員でまたいでる写真は撮りましたが。


行き方:電車,Docklands Light RailwayでCutty Sark for maritime Greenwich駅。1駅先のGreenwich駅で降りてしまったが,歩いて戻るはめに。他にもテムズ川対岸のIsland Gardens駅まで行ってテムズ川の下をくぐるトンネルを歩いたり,ウェストミンスターからテムズ川を船で下っても行けるそうです。




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バース市街

1987年登録,文化遺産

登録範囲:

エーヴォン河畔のバース市街

登録理由:

(i)
(ii)
(iv)
ジョン・ウッド親子らが手がけた建築群(サーカス,ロイヤル・クレッセント,アセンブリー・ルーム,パンプ・ルーム,パルトニー橋など)は,個々を見ても,全体効果を見ても素晴らしいものである。しかしバースの高度な建築的特質は,とりわけ建物の正面外観の素晴らしさと,それらが囲む都市空間,景観空間に見出せるのである。

バース市街

ローマ浴場


バスツアーを利用したため,ゆっくりと街を回る時間が取れなかったバース市街。ちょっと残念でした。
ツアーのバスはローマ浴場の近くに停まり,2時間,観光の時間でした。
が,このローマ浴場が思ってた以上に広く,説明文を読みながら回るとすでに1時間半以上が経過。
ちょっとお土産を物色していると,もう出発の時間になってました…
2000年近くも前のローマ時代から温泉療養地として栄えていたバース。その頃からスチームサウナなどもあったようで,時代が変わっても,人間の生活って意外に変わらないものなんだなぁ,としみじみ。
街歩きの時間が取れずに残念でしたが,バスで市内を通過した時の感想は,イギリス風でもあり,ローマ風でもあり,こんなに離れた場所までローマ帝国の影響がおよんでいたことにびっくりしました。
どうやらここにはスパ施設もあるようで,いつの日かイギリスに来ることがあったら,今度は夏にゆっくり遊びに来たいな,と思わせる,よいところでした。


行き方:今回はロンドンに滞在し,現地ツアー(エヴァンス,65ポンド/人)を利用しました。電車とバスで行くことも可能ですが,時間的にはあまり違いが無い,ストーンヘンジも含んだツアーで2つの世界遺産を効率よく回れる,ということで,ツアーにしました。電車ではロンドン・パディントン駅から約1時間30分。長距離バスがロンドン・ビクトリア・コーチ・ステーションから運行,約2時間30分。




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ストーンヘンジ,エーヴベリーと関連する遺跡群

1986年登録,文化遺産

登録範囲:

ロンドンの約130km西のストーンヘンジ,そこから北30kmのエーヴベリー,ならびにシルスベリー・ヒル,ロング・バロウなど周辺の巨石遺跡群

登録理由:

(i)
(ii)
(iii)
年代記作家のハンティントンのヘンリーや,モンマスのジェフリーにより、12世紀にはすでに世界の不思議と考えられていたストーンヘンジは、17世紀において偉大な建築家アイニゴ=ジョーンズによる研究の中核となった。判断の基準とされたこの巨石建造物群に対し、早くから寄せられていた不変の関心は、歴史的研究方法論・建築理論の発展・先史科学の前進にその跡を残すこととなった。

ストーンヘンジ,エーヴベリーと関連する遺跡群

ストーンヘンジ


時間が許すならば,ストーンヘンジ以外の巨石遺跡を全部見て回りたかったが,4日間のロンドン滞在ではそれもかなわず,バスツアーでストーンヘンジだけを見てきました。
しかしそれでも,誰でも知っていると思うこの不思議な遺跡は,存在感抜群。
ホントに,古代の人は何を思って,そしてどうやってこれを作ったんでしょうか。
ガイドさんの話によると,もともとは石ではなく,木で作られていたそうです。それがある時期,巨石による輪が作られたそう。しかも,石はこの近くのものではなく,かなり遠くから運ばれてきたそうです。
普段はあまりガイドツアーを利用しませんが,いろんな話が聞けて,たまにはいいものだなぁ,と思いました。
けど,周りは広大な草原で風をさえぎる物のないストーンヘンジは,冬に来るものではないかも…。
かなり寒かったです。
それと,近くに寄れなくなっていたのも残念。私の最も好きな遺産,屋久島の縄文杉も,初めて行ったときは直に触ることもできましたが,今ではデッキが作られ,離れた所からしか見れません。世界遺産となり,その存在が広く知られ,興味を持つ人が増えるのはいいことですが,心無い観光客による破壊や,大勢の観光客のための環境悪化などの問題もあり,難しい話です。


行き方:今回はロンドンに滞在し,現地ツアー(エヴァンス,69ポンド/人)を利用しました。電車とバスで行くことも可能ですが,時間的にはあまり違いが無い,バース市街も含んだツアーで2つの世界遺産を効率よく回れる,ということで,ツアーにしました。電車だとSalisbury駅からバスだそうです。


その他

対象はストーンヘンジ地区(ストーンヘンジ,ロビン・フッド・ボール,コース,ウッドヘンジ,ダリントンの壁体などを含む一帯),エーヴベリー地区(エーヴベリー,オーバートン・ヒルの神殿,ウェスト・ケネットの長塚,シルベリー・ヒル,ウィンドミル・ヒルなどを含む一帯)と結構広範囲です。



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ウェストミンスター宮殿,ウェストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会

1987年登録,文化遺産

登録範囲:

ウェストミンスター地区のウェストミンスター宮殿,ウェストミンスター・アビー,セント・マーガレット聖堂

登録理由:

(i) ウェストミンスター修道院はイングランドのゴシック芸術の連続した各段階の著しい結果を表わす,独特な芸術的成果である。
(ii) ウェストミンスター修道院は中世のイングランド建築に影響を与えただけでなく,18世紀の「ゴシックリバイバル」のなかで,ウェストミンスター宮殿を手がけたチャールズ=バリーや,オーギュスト=ウェルビー=ピュージンの作品に影響を与え,二度にわたり先導的役割を果たしたことになる。
(iv) ウェストミンスター修道院・ウェストミンスター宮殿・聖マーガレット教会は,900年の長きにわたる議会君主制の特異性を具象的に例証している。参事会会場の王家の墓,ウェストミンスターホールや,注目に値する広大さを有する上院・下院を見てみると、芸術品が現在まで協和的にそこかしこに残っており,英国史の紛れもない博物館となっている。


ウェストミンスター宮殿,ウェストミンスター大寺院

ビッグベン


ロンドンと言えばロンドン橋にビッグベン。ついに対面することができました。
壮大なネオゴシック様式の宮殿は残念ながら内部を見ることができませんでしたが,外観だけでも感動ものでした。
聖マーガレット教会も閉まる時間が早く,こちらも中を見れず…
けど,イギリスのゴシックはドイツのそれと違いますね。ウェストミンスターはネオゴシックでいわゆる中世のゴシックではありませんが,それだけではなく,同じようで非なる,けどやぱり同じような。


行き方:市内で,地下鉄Victoria駅でてすぐです。


その他

いまも国会議事堂として利用されているため,内部の観光は国会が休会する8-9月のみ,内部観光が可能です。



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メッセル・ピットの化石地域

1995年登録,自然遺産

登録範囲:

ドイツ西部,メッセルにある南北約1km,東西700mの化石保存地区

登録理由:

(viii) 採石場としての自然科学上の価値を認知されているとともいまも行われている古生物学の研究の高水準を維持しているとドイツ政府により推薦されており,自然遺産への登録を推薦する。

メッセル・ピットの化石地域

当日採掘された化石


ドイツの中でも,ん?と思ってしまう世界遺産。
一度冬に行った時は何もかもが閉まっていてなんだろう,と思いましたが,改めて今回,訪れました。
ガイドツアーに参加すると採掘場の中に入れました。残念ながらドイツ語のみで,内容はチンプンカンプンでしたが,どうやらここは,石がミルフィーユのように薄い層が積み重なっていて,パラパラと剥がれる・割れるようになっていて,化石を発掘するのに便利で,さらに化石を傷つけずに取り出せるようです。
ガイドの内容は分かりませんでしたが,最後に今日発掘したという化石を見せてもらえました。
小さなものから50cmくらいはあるものまで,いろいろと。残念ながら恐竜ではなく,魚などですが,それでも本物の化石を間近で見たのは初めてだったので,なかなか貴重な体験でした。


行き方:フランクフルトから電車でも行けるようですが,私は車で行きました。30~40分くらい。


その他

簡単な日本語のパンフレットがありました(無料)。
ツアーガイド(1時間くらい,ドイツ語のみ)が1日に数回ありますが,週末はいっぱいになることがあるので,事前に予約した方が良いです。
予約はコチラ の公式サイトからできます。メールや電話でも予約できるようです。
なお,冬季(10月途中~3月末くらいまで)はInformationもしまり,ツアーもありませんので,気をつけて下さい。展望台があるので,採掘場を眺めることはできますが。
また車で10分くらいの街中にここに関する小さな博物館もあります。ただし,おもな発掘物はフランクフルトの博物館に展示されているそうで,展示物はイミテーションだそうです。



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キュー王立植物園

2003年登録,文化遺産

登録範囲:

総面積1.32km2のキュー王宮植物園

登録理由:

(ii) 18世紀以降,キュー植物園は植物学の分野における世界中の科学・経済の交流に密接に関連してきており,そのことは所蔵品の豊富さに反映されている。庭園の景観・建築の特徴は,ヨーロッパ大陸やずっと離れた地域への多大な芸術的影響を反映している。
(iii) キュー植物園は多くの科学分野,特に植物学と生態学の前進に大きく貢献した。
(iv) チャールズ=ブリッジマン,ウイリアム=ケント,ランスロット "ケイパビリティ" ブラウン,ウイリアム=チャンバースら,王室お抱えの庭師によって造られた風景庭園や大規模建造物群は,国際的な影響力をもつことになった造形運動の始まりを映し出している。

キュー王立植物園


中を歩き回る分には,ごく普通の植物園の様相。しかし,かなり広く,植物の種類もとても豊富。
大温室のパーム・ハウスでは階段で上に上がり,温室内を上から眺めることができたり,キッズ・スペース,日本庭園,日本の民家,等々,退屈しません。
ここは植物の研究所。植民地時代に各地へ散ったプラントハンターが植物を持ち帰り,研究・品質改良し,それらを適した地域に移植したりしていた。例えば中国の茶をインドのアッサム地方やスリランカへ,アマゾン川の天然ゴムをマレー半島へ,など。世界中をかけまわるプラントハンターとそれらの研究と言うと夢のある話に聞こえるが,さらに商業的にも貢献していたようです。
10月の初めは残念ながらすでに初冬の趣で,外を長時間ブラブラするにはあまり適しませんでしたが,ここは初夏~夏に子供や家族連れで来ると,1日楽しいでしょうね。


行き方:地下鉄Kew Garden駅(市中心部から20~30分くらい)から徒歩5分強。


その他

入口で無料の日本語のパンフレットがもらえます。



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