中小企業のソーシャルメディア活用事例 | 神泉で働く田舎出身者のブログ
2010-10-13 20:46:47

中小企業のソーシャルメディア活用事例

テーマ:ブログ

会社のブログにも書かせていただいたのですが、今日はソーシャルメディアの活用事例について書きたいと思います。



最近マーケッターの方を中心に「ソーシャル」という言葉が流行りだしている。



デルのツイッターを活用した成功例。

リーバイスのFBを活用した成功例。

身近な所でいうとユニクロの「UNIQLO LUCKY LINE」。

(個人的にはユニクロはベンチマークするべき企業だと思ってます)



本当にどれもが代表するような華やかな例です。

これらは私も凄いと思いますし、できることなら真似すべきだと思ってます。



しかし一方であまり中小企業や零細企業が成功した例というのは皆さんもあまり聞く機会というのはないと思います。

中小企業、零細企業の社長やプロモーション担当の方はソーシャルメディアは自社とは無縁のものだと考えているのかもしれません。



私はあえて町のコーヒーショップがチェーンのコーヒーショップに勝った例を出したいと思います。




時は2008年9月

アメリカ、ヒューストンにある小さなコーヒーショップのJ・R・コーエンという支配人の話。


コーヒーグラウンズという名のコーヒーショップの支配人を務めていたコーエンはいつもヒューストンのミッドタウンを訪れる全ての人が少なくとも一度はコーヒーグラウンズで食事を楽しんでほしいと思っていた。


近くには今やツイッターの活用成功例としてよく挙げられるスターバックスがあった。

コーヒーグラウンズが大手のコーヒーショップと比べて勝てる点は地域住民との今まで築いた触れ合いの強さしかなかった。


2008年8月、スターバックスがツイッターを開設した、翌9月にコーヒーグラウンズはツイッターを開始した。

最初は数人の顧客とツイッターでおしゃべりしていたがさしたる反響はなかった。



では何が零細企業であるコーヒーグラウンズを変えたのか。

理由はこうだ。


その年のハロウィーンの朝、一人の常連さんが仕事に遅刻しそうな中、急いで家から会社に向かったが、彼はひどくおなかを空かせていた。

何とか空腹を満たしたいが、会社にも遅刻できない。

色々と考えた挙句、彼はいつも言っているコーヒーグラウンズのアカウントに対してこうつぶやいた。



「朝食のブリトーを受け取れるようにドライブスルーの窓口に用意しておいてくれないか」



コーエンはそれに対して丁寧にこうつぶやいた



「ブリトーの中身は?」



この一件はオンラインコミュニティで意外な注目を集め、それに気づいたコーエンはツイッターでのドライブスルーを歓迎した。すると元々コーヒーグラウンズのファンだった人々はツイッター経由の持ち帰りを使用するようになった。



このコーエンの取り組みはみるみるうちにファンの間に広がり、ヒューストンの人が何かイベントを行う際にはコーヒーグラウンズが使われるようになった。



2010年現在 コーヒーグラウンズのフォロワーは約10,500人。

到底スターバックスの108万人には及ばないが、地元ヒューストンで見るとコーヒーグラウンズはスターバックスよりもたくさんのフォロワーを持っているかもしれない。



私はこのエピソードが本当のソーシャルのあり方を示しているような気がする。

「ソーシャルメディアを活用したマーケティングは大企業しかできない」

絶対にそんなことはない。むしろ人と人のつながりがあるからこそソーシャルは発展していく。

本当の人間のつながりは「ローカル」にこそ存在する。



幼稚園の頃に初めて恋をしたあの子、高校時代厳しい練習に一緒に耐えた友達、人生をずっと支えてくれた両親。自分と共に過ごした時間を共有してきたからこそ、そこに愛が生まれる。



そしてその愛の強さがソーシャルメディアにおける絆の深さなのだ。



中小、零細企業がうまくいかないのは、ソーシャルメディアを活用してどのようになっていきたいのかということの目的、目標を設定せずに使用するだけで結果が表れて売り上げが上がると思っているからだ。



私は零細企業は零細企業なりの、ローカルはローカルなりの人とのつながりの深さという強みがあると思っている。

それをソーシャルメディアを活用して短期的な売り上げという、薄い関係性の中での表面上の付き合いのビジネスにしてほしくないと心から思う。




弊社のクライアントのお客様は中小企業の社長や担当の方がほとんどだ。

私はそのようなクライアントさんが自社のお客様と更に絆を強くするために、ソーシャルメディアを活用することを支援していきたいと思っている。

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