先日、ピアニストのフジコヘミングさんのドキュメンタリーが放映されていて観ました。
「少し間違ってもかまわない。機械じゃあるまいし」と仰るフジコヘミングさん、、ハートに響いて、、。
機械のようにピアノを弾くことを訓練され、そこから感じられたこと、「楽譜通りでなく、楽譜の裏にあるものを感じながら弾く」と言われたその姿に、感動しました。
最後は、眼もあまり見えず音も聞こえなくても、ピアノに向かい弾いているうちに、子供の頃弾いていた曲が奏でられ、、その光景に涙が溢れました。
身体は覚えてる、知っている、素晴らしいな、、
そして、弾き終わるとフジコヘミングさんは、ご自身でピアノの蓋をゆっくり閉められました。
とても美しい姿で、、礼節、と思われました。
間違えたっていい、
機械じゃないんだから、、
心と身体が解き放なたれるような、素敵な言葉、ご本人にしか分からないこと、ですが、
そのように、自らを縛り付けているものを、見付ける度に、そっと手放していきたいです。
記憶って、、身体って、、不思議です。
この身体も、ピアノに向かうとショパンの曲が奏でられて、、
とても久しぶりでも、自転車に乗れたり、、
こうして文字を打てるのも、奇跡で、、
自分でしていることは、あるのだろうか?
と、、 静かになって、、感謝が湧きます。
神様、、ありがとうございます。