弁護士会館へ行った流れで経験した、裁判傍聴。
人生で経験した事が無い事、まだまだ沢山ありますね…
裁判所へ入ると、初めに手荷物検査がありました。
飛行機の搭乗手続きのようなカゴに荷物を起き、ベルトコンベアで流され、私もゲートを潜り抜けます。
その後、今日行われる刑事裁判と民事裁判が何時にどの法廷で開かれるか?ま、簡単に言うと今日のラインナップですね。
原告、被告、裁判官、書記等、全て書かれた用紙が貼られている場所へ移動します。
で、そこから時間を見て、今開廷中の事件やこれから開かれる事件で傍聴したいものを選ぶだけ。
映画館に立ち寄る感覚です。
私が傍聴したいものは2件あり、どちらも15時開廷でした。
1件は判決のみ言い渡すだけなので20分で終了予定。そこを聴いてから、次の事件の部屋へハシゴする事に決めました。
1件目は、こちらの事件
(HPに掲載されていたので拝借しました)
期日等 | 開廷時刻 | 公判回数等 | 開廷場所 | 備考 |
---|---|---|---|---|
令和6年7月29日 | 午前10時00分 | 第1回 | 506号法廷 | |
令和6年7月30日 | 午後1時30分 | 第2回 | 506号法廷 | |
令和6年7月31日 | 午前11時00分 | 第3回 | 506号法廷 | |
令和6年8月2日 | 午後3時00分 | 判決 | 506号法廷 |
エレベーターホールに着くと、裁判所の方?が居て
「何の裁判ですか?」と聞かれたので「覚醒剤です」と応えると「覚醒剤はこちらです」と部屋を案内されました。
また、この裁判は荷物は紙とペンのみしか持ち込めません。ロッカーへ全て入れてください、と言われ、私は何も持たずに入りました。
席数は、40席くらい。半分以上埋まっていて人気のようでした。やはり、判決だからですかね。
法廷席と傍聴席の間を透明なアクリル版で隔離されていたのが印象的でした。
席に座って待つ事、約10分。
弁護人が一番初めに入ってきて着席しました。
顔のつくりや肌の焼け方、髪型もEXILEのHIROさんに激似の男性弁護士さん。。
Diorのキャンバストートを机の上にポンと置き、携帯を触り始めました。
あ、あのトートバッグ、確か50万前後するヤツだよね。ビジネスに使ってるんだ・・・
無駄に日焼けしてるし、あの黒さは日サロ焼けじゃない?
など、私もやる事がない為、余計なお世話な事ばかり考えていました。
判決だけなので、検察官はいません。
15時直前になると、裁判員や書記官、総勢15名程が登場。トリは、勿論、裁判長です。
そして、主演男優はこの事件の犯人。
手錠をされ、腰紐が巻かれている姿で現れた時、ノンフィクションなのだと改めて感じました。
想像していた風貌とは程遠く、裸の大将みたいな人でした。アレもある意味、主演ですが。。
「被告人は前へ」と促されました。
「懲役12年と課す」
この後、裁判長から
いつ、何処で誰に覚醒剤を売ったり、自身でも使ったかを住所など含め、細か〜く発表されました。
中には有名ホテルの一室で行われていたり、住所を聞くと直ぐに想像できる場所もあり、ホント怖いなぁ・・・・と思いました。
レターパックで1g 2〜5万で売りつけていて、郵便局員の方は知らずに犯罪に手を貸している事を考えると震えましたね。
郵便局の方には、当然罪はありませんよ!
4億近く荒稼ぎしていたようです。
ただ、犯罪の全てを口にしていない、隠している要素もあるらしく、12年という結論に至ったと。
控訴は、今日から14日間だそうです。
傍聴している方の中に、普通とは少し空気感が違う感じの方がチラホラいらっしゃって、、、
もしかしたら、お仲間?いえいえ、ご友人かな?と勝手な解釈をしているうちに閉廷となりました。
ハシゴしなければいけないので、次の部屋へ!