色彩言語って、突き詰めると「言葉の勉強」になってしまうのですが、定期的に頂くご質問で、


「直観と直感の違いは何ですか?」


というものがあります。「直感」と「直観」って、調べても(むしろ調べるほどに)、


どうやら意味は多少違うようだけれど、その違いはよくわからない。


という結論に達します(笑)


また、哲学、心理学、精神分析、一般的な用語・・・どの視点で考えるか?で取り扱いが異なったり、区分けする必要はナシとする場合もあるので、余計に難しいですよね。


また、何より大切なのは、わたし達は、

「カラーセラピーの色彩言語」

として言葉を用いるので、まずはココを柱にしなければいけません。

哲学的見解を深めても、クライアントさんに説明できなければ意味がないわけです。ゆえに、


そこ、深く考えないでいいですよ。


と言うのが、1番適切な答えな気もするのですが(笑)、やっぱり引っかかる方が多いので、以下は、ご質問くださっている方&疑問に思っている方のみご覧ください。

[COLOR & LIFE] WHITE-TARA




カラーセラピーのシステムを作る方も、それを教える立場の方も、その「言葉の意味」を説明できないといけません。(本来は)


ただし、一般的定義が確立されていない言葉の場合、ある程度、

「伝える側の裁量が求められる」

わけで(実際、講師としては「深く考えないでいいですよ~」だとマズイわけですね^^;)、わたしはここ数年、


「直観」=知識・経験値の積み重ねた上で、その知識や経験値に囚われず全体性(本質)を見ぬく力

「直感」=いわゆる「勘」や「虫の知らせ」の領域


という風に分けています。

なぜそういう区分けにしているかと言えば、例えば広辞苑で一般用語として調べれば、


・直感=説明や照明をしないでも、直接ぴんと感じる事。またその感覚。

・直観=推論や経験に頼らず、直接に外物を把握する作業。


こんな説明です。ね、曖昧でしょう(笑)

で、わたしが重視したのは、「感」と「観」でして、


・「感」は「心の動き」が入るんですね。ある意味ウェットと言うか。

・「観」は観自在菩薩・・AVALOKITAですから「俯瞰」「客観」「観念の自在」「対象世界から離れた」


という意味が入ります。「字源」で調べれば(字源が好きなんです)、


・感=心が動く・物事に対し(もしくは離れて)生ずる心の動き・感じて知る

・観=遠くを見廻す・見守る・見解・観察・考える


直観は「知性優位」、直感は「感覚優位」という説がありますが、「字」の意味は確かにその通り。


更に、ユングタイプ論の「直観」は、「可能性を含めた全体を、瞬間的に把握する」機能。

全体性を見抜くには、「認識力」が必要になりますので、


やっぱり「直観」の方が知性優位よね、そして認識力を上げるには、第6チャクラまでの経験値って欠かせないよね。


と、上記区分けにしているわけです。



ただし、混乱しそうですが、ユングタイプ論の「直観」機能は、「非合理的機能」です。

「理性を必要としない」機能の方ですね。

広辞苑の「直観」には、「考える」とあるけれど、ユングでは「理性的ではない・合理的ではない」機能に対応していると。(でも、「原始的」という意味ではなく、タイプ論もまぁ複雑なのですが)


このように、チャクラや色彩象徴と同じく、調べるほどに深みにハマるのは、「言語」も同じです(笑)

わたしと逆の使用法をしていても・2つの言葉を区分けしなくても、もちろん間違いではないですし。


システムごとの色彩言語の場合は、創始者に、

「どういう定義で、直感もしくは直観という色彩言語を入れましたか?」

と聞くのが早いのですが(ウザい)、そこまで考えて漢字を選んでいるだろうかと疑問も(笑)


でも、「気になり出すと止まらない」気持ちも分かりまして、

当校の場合、色彩言語講座の数が多いので、言葉をある程度「定義づけ」しないと資料化出来ない、という理由が大きいけれど、一時期わたしもハマりました^^;




なので、ご質問頂いた答えは、

「当校では、このような理由から、このように区分けをしていますが、皆さんもご自身で調べて、納得のいく形でどうぞ~」

という返答になります。


で、このように「正解がない」(色の世界には多いです)疑問の場合、大切なのは、


ティーチャーとして、セラピストとしての説明責任を果たせるか否か。


ですから、自分なりに調べて、


一般的な正解が「ないこと」を知っている。

その言葉・事柄に対し、考察が出来ている。


この2つが、培われれば、

クライアントさんや生徒さんに「お伝えする言葉」

も自ずと培われます。・・・これぞカラーの醍醐味だし、セラピストやティーチャーの個性なんですよ^^


もちろん、この考察の一環で当校に質問が来るのですが、わたしが提示できるのは「正解」ではなく「1つの情報」ですので、

「自分の言葉で説明」

するための、ご参考にして頂ければ良いな~と思います。

(そして、今後はこの記事を返事に貼り付けようという地味な作戦)







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